目的と目標の違いを再度考える-4 | 言葉の宝石

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ティーンエイジの娘と話す時間の無かったお父さんが娘と日常に話したかった事をブログります(2011年9月から3年間限定)

この話題はこれが最後です

「目的」が明確だと、
その行動についての「評価と判断」も
はっきりします

「目的に近づいているか」が測れるからです


以前「決断を早くする条件はただひとつ」という話しを書きました
(←リンク)
が、

簡単にもう一度言うと、それは
「判断基準はなにかが明確であること」
です。


何かを始めるとき、
「目的」
を設定します。


その事を始めたら、
常に
「目的に近づいているか」
を見ます。

「目的に近づいているか」どうかが判断基準です。


これは当たり前のようだけれど
実は世の中の多くの人が分かっていない事がある


それは、

「目的の為に手段を選ばないのは当たり前だ」ということです。

目的の為に手段を選ばない、と聞くと
すぐに「それは悪い事」と
イメージしてしまう人が大勢いますが
実はまったく違うのです



目的、というのは
頭をたくさん使って
「これが実現される為にこの事を始めるのだ」と
納得したもののはずです

そうやって設定した「目的」は
実現されるため に、あなたが作ったものです

すなわち、
実現されなければならないことのはずです

(そうなってもならなくても良いならそれは「目的」が無いのと同じです)



長くなりましたが、

実現されなければならないことのために役に立つ事
なのであれば
それはするのが当然であり、義務です


※その「手段」は、しなければならない事なのです



仕事の現場でよく起こるのは、

「一見、普段の仕事と直接関係ない事をするのを
 ためらったり、疑問をもったりする人がいる」

ことです。

「こんなことするのは自分の仕事ではない」

と考えることです。


  パイロットだから操縦だけするのが仕事
  他の事は自分のやる事ではない

  などという考えはその一例です



そうではないのです。

その行動の是非を判断するときの「唯一の基準」は
「目的に近づいているか」
だけです。



仕事、というのは

「目的を実現する行為」

です。(私が作った定義です)


目的を実現する手段なのであれば
それは
する。

それがプロというものです。
「ブロとアマチュアの違い」についてはこちら(←リンク))



「目的の為に手段を選ばないのは当たり前」

というのは、実はこういう事です。

※そこに「人道的かどうか」の入る余地は無いのです
※目的のために非人道的な事をしてもよいという意味ではありません



【非人道的なことをして目的が達成できると考えるほうが間違ってるのです】



「このことをすべきかどうか」に迷ったら

「目的」に立ち返って考える事です

一見関係ない仕事でも、それは楽しくできるようになるのです



【この項終わります】




睡蓮の季節です
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2012.6.6 撮影






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