映画「カニング・キラー/殺戮の沼」感想(ネタばれ含) | B級映画の感想や漫画、アニメのブログ@黒豆

B級映画の感想や漫画、アニメのブログ@黒豆

お知らせ
2013年10月9日よりブログをFC2に移転しました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://kuromame241590.blog.fc2.com/

カニング・キラー/殺戮の沼 [DVD]

新品価格
¥3,243から
(2013/9/18 21:22時点)




あらすじ(amazonより引用)
ひとりの白人女性が、アフリカの奥地で無残にも謎の生物の餌食となった。この事件を取材するため、NYのテレビ局で報道部のプロデューサーを務めるティムは、取材班を伴ってジャングルの奥深くへと足を踏み入れる。しかし、地元の人々が“グスタヴ”と呼ぶこの血に飢えたモンスターも、獲物を探してジャングルを徘徊していた。先の読めないスリルと心臓が止まるほどの恐怖―狡猾な殺人鬼による血まみれの足跡がどこまでも追いかけてくる!彼らを待ち受けていたのは、息つく間もなくエンドレスに続く壮絶な殺戮だった―!

最近のワニ映画では、カニングキラーとマンイーターが私の中で2強です。

この映画に出てくるグスタヴというワニは、現在もまだ生存しているとされている、実在のワニです。300人以上の犠牲者を出したとされているそうです(参照:wikipedia)

このワニがとにかくパワフル!
静かに忍び寄ってきていきなりがばっ、ではなく、陸地をガンガン走り回り、桟橋を破壊し、支柱をへし折って水上コテージを沈めるという豪快さを見せてくれます。

$B級映画の感想や漫画、アニメのブログ@黒豆
$B級映画の感想や漫画、アニメのブログ@黒豆

CGのクオリティはめちゃくちゃ高いというわけではないですが日本で劇場公開されている映画と比べても遜色ないです。

しかも力だけではなく、罠の気配を察知したり、手りゅう弾で道連れにしようとした人を放り投げて巻き添えを回避するなど、頭もかなりいいです。多分この辺は、捕獲作戦が何度も失敗に終わったというグスタヴの実際のエピソードがあるからなんだと思います。

ただ、ストーリーとしては、グスタヴもそのものよりもどちらかというとアフリカの紛争にスポットがあてられており、ワニよりも人間の怖さが染みるお話になっています。作中の犠牲者の数も、ワニに襲われた人よりも人間同士で殺しあった数の方が多いです。多分。
ジャケットだけ見るとただのモンスターパニック映画ですが、おそらく製作側の意図としてはアフリカの情勢を映した社会派作品として撮っているんだと思います。そういう意味では非常に成功していると言えるかと。

そういった部分が、よくある頭をからっぽにして見るB級映画とは違う部分だと思います。巨大生物がお祭り会場に現れて人を襲っていく様をポップコーン片手に見たいという方にはちょっとおすすめし辛いかもです。クオリティはかなり高いですが。

グスタヴも結局生き載ったままなので、カタルシスといった意味でもあまり高いとは言えないですね。でもアフリカの草原を駆ける巨大ワニの姿は一見の価値ありです。

その他の映画感想記事一覧はこちら→感想まとめ

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ
にほんブログ村

映画 ブログランキングへ