クリニックから培養中の卵について連絡がありました。
電話をくれたナース（培養士？）がとても、明るくて早口だったので、
これは、ぜったいいい知らせだ！ とおもったのですが・・・・。
採れた卵は6個 （先生は5個採れましたといってたけど増えてる！）
うち、成熟卵が2個。
受精できたのが2個。
ですが、今、分割してるのが1個です。
だと。
1個・・・・。
思ったより厳しいな・・・・。と思ってると、
それで、移植は3日目移植ね、
だから、明日。
時間は～
などと、ぺらぺら言い出すから
ちょ、ちょっとまってよ。
その、分割してるのは、今何分割なの？
って聞くと、
ちょっともごもごっと困った声で、３分割・・・・。と言った。
はー。だから言いたくなかったわけね。
移植の時間と注意事項を聞いて電話を切った。
たった1個。そして2日目、３分割。
通常２日目で３分割は、べつに、そんなに致命的に遅いわけではない。
観察した５分後に４分割になってるかもしれないわけだし。
2日目4分割ならなんの問題もない。
しかし、5個の卵が少数精鋭部隊かもしれないという妄想の後には、
ちょっと厳しすぎる現実だった。
正直、終わった、と思った。
それだけ未熟卵があったってことは、
やっぱりもう1日採卵を遅らせるべきだったとか、
いや、そもそも採卵をキャンセルするべきだったとか、
とにかくいろんな後悔がおしよせてきたけれど、
どんな後悔をしたって、現実は現実。
最後に少数精鋭部隊ができて、
最後と決めたIVFで成功して感動の幕が下りるなんて奇跡は
起こらないんだって、きちんと理解しようと思った。
きっと、5分後に4分割になってて、
明日、移植するときには、（3日目には）8分割になってるなんて奇跡は
やっぱり私には起こらないんだ。
下手したら、明日になっても、４分割の可能性のほうが高いんじゃないか？
実際初回の移植のときは、そんな感じの受精卵ばかりだったもの。
それだったら、移植を拒否するか？
また、これまでと同じ質問が自分の中で繰り返される。
結局、拒否する勇気もないくせに。
旦那様にメールした。
移植明日になったから、よろしくねって。
（移植のとき、こちらでは筋弛緩作用のある鎮静剤を飲むので、
運転ができないため、旦那様についてきてもらわなければいけないのである）
ちなみに、1個しかのこってなくて、しかも３分割だって・・・・。
旦那様から電話がすぐさまかかってきた・・・。
なんだか、すごく忙しい時だったみたいだけど、
とにかく、一言、「それでも、がんばろう」 って言いたくて
電話をかけてくれたみたいだった。
できれば、「うん、そうだね、電話ありがとう！」って明るく言いたかったけど、
旦那様の声を聞いたら、涙が止まらなくなった。
くりおが泣いてると、俺、仕事もどれないよ・・・・・。
そういった旦那様も、すごくがっかりしてるようだった・・・。
忙しそうで、電話はすぐに切らなければならなかったけれど、その後も、
「笑顔でお迎えにいこうよ！がんばろうよ！」ってメールを送ってくれた。
うん。そうだよね・・・・。
直感的に、どうにもいい想像ができないのだけど、
今日の観察の５分後に４分割になって、それから、
明日、８分割になってる可能性だってあるんだ・・・・。
あと、1日。
もう1日だけ、信じてみよう・・・・。
そう、思っても、
私の直感が、どうにも涙を止めさせてくれなかった・・・・。
また、今回も失敗なのか・・・・という悲しさでなくて、
不妊治療の終わりが現実的になってきて、
とうとう、私は子供をもつことができないんだ、と
認識しはじめている自分が悲しくてしかたなかった・・・・。
2日目3分割でも、十分可能性のあることは分かっています。
だから、信じてはいます。あきらめてはいません。
ですが、どうにも悲しくてしょうがないのです。
治療の終わりのシーンがちらっと見えてしまったから・・・。
すみません、ヘタレなので、コメント欄をとじさせていただきます。
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