今日はアマチュアについて。


本日は京都大学にてトレーニング。

年々レベルアップし、特に上級生や主力選手はモチベーション高く質も上がってきてる。

実は京都府1部リーグに上がったばかりの京都大学ですが現在1部で残り二節、異例の優勝争いをする位置につけてます。


それは意識高く毎日のトレーニングに一生懸命取り組む選手がもたらした結果。



その中でもアマチュア感が抜けない選手もいるのが事実。


主力選手のうちの1人が練習に見えないので尋ねると、キャプテンにも監督である僕にも何も伝えずにまるまるずっと休んで海外に行っているという。
尋ねても理由はわからないらしいが留学ではなく旅行っぽい感じらしい。

海外に行ったとそれ以外の理由はわからないまま。

過去にも他でミーティング中にガムを食べていたりポケットに手を入れて話を聞いていたり、練習開始時間に選手が全然集まってなかったり。


最近になってやっと人間の基本中の基本である「目を見て挨拶をする」事が出来るようになってきた。

彼らがまぁプロチームに1週間もいたら、まず持たないだろう。
即レギュラー落ち、即クビ、は間違いない。

ただ僕がここであまりイライラしないのは彼らの世界ではこれが当たり前で、それで生きてきたからそれが普通だと言う事。


2〜3年前までは部でもなくサークル。
統一性も必要ないし、
怒られる事もないし、求め合う関係性もない。
休むも出るも自由。

これが普通だと思ってこれまでの人生を生きてきているだろうからこそ彼らにとってはこれが「普通」


それでもこれまで中心で率いてきた後輩の小西や現幹部が素晴らしいので部としても少しずつ成長してきている。


お金をもらいながら戦うプロ集団ではないので僕もそこまでは求める事はもちろんないが、いち人間社会人として最低限の話をいつもする。


彼らの普通が実は社会では普通ではない事を彼らに教えてあげる。



挨拶する事、報告する事、チームで動いている意味。


これは僕は決して京都大学のフットサル部のみに言える事ではないと思っていて、スポーツやビジネスの世界でも肩書はあっても、当たり前のことができてない人は実は結構いる。


挨拶、御礼、コミュニケーション、恩を仇で返してる人、口だけの人、人脈を飛ばす人、連絡を返さない人、様々な人たちから僕自身もいつも学んでいる。


逆に言えば立場は高貴でなくともプロな人も沢山いる。


だからこそ今回も学んでいる。

僕自身も完璧ではなくミスばかりなので彼らやその他の人からも一生学び続ける。


フットサルだけじゃなくこういった事まで教えてあげる必要があるのが今の教育現場。


人間力を上げて心を強くしなければ、社会に放り出された時にやっていけないのは目に見えている。


アマチュアかプロかはお金の問題もあるが、プロ意識を持つ人間こそある意味立派なプロだと思う。


僕は引き続き京大生の人としての成長とフットサルの成長を考えてやるのみ。