京都府の八幡体育館にてフットサル全日本選手権でした。
ベスト8をかけて同志社大学フットサル部サテライトと。
空調のない体育館でしたが夏場に比べると比較的涼しい中で試合を行う事が出来た。
学生リーグや社会人リーグなど連戦が続く中で全日。
前半はボールタッチミス、マークミス、的確ではない場所での仕掛けで失うなど、何度もピンチを重ねたがキーパーの森田がよく防いでくれた。
学生だけでなく他のフットサル選手を見ててもそう。「マークが遠い」。
「しっかりとマークに付けてる」と思ってる感覚は僕から見ると「付けてない」
マークに付いてる距離感が自分達が思ってる以上にまだまだ遠い
一瞬でマークを外してゴールを決める世界を知ってるだけに
今回もセグンドでの失点、コーナーからの失点。
どちらもマークに「付いてる様で付けてない」失点だった。
何よりもゲームを難しくさせたのが「テンションの低さ」「元気のなさ」。
明らかにゲーム中でのベンチの声がなかったり、自発的に声が出ていなかった。
実はシンプルに見えてこのテンションの高さ、声を出す、元気を出すというのはプレーに大きな影響を与える。
ここにムラがあるチームは成績が安定しない。
大事な事はその日に自分のテンションが低くても体調が悪くても、途中で疲れてしまったとしても、プレーの調子がもし、その日悪かったとしても
チームが勝つ為にチームに対して最低限の事は必ずやらなければならない。
大きくある必要はない。
ポジティブな言葉でもいいし、味方に対しての指示でもいい。
やり続けないといけない。
これは学校や会社では教えてくれない。
勝つ為の手段として自分で学んでいかなきゃならない。
この日京都大学が良かったのは点が決まらず難しい展開になった前半だったが「必ず勝ちたい」と見える意志がある選手が居続けた事。
意志が見えるって本当に大事な事。
高い戦術やテクニックも気持ちが入ってないと、フットサルの場合だと「試合に入ってないと」戦えない。
脳で考えてから動いてるようじゃダメだという事です。
後半はハーフタイムから雰囲気をガラリと変えて、見違えるような素晴らしいテンポとパスで見事に2点差を追い付き終了間際で同点まで。
アグレッシブで勇気があり、何よりも頭で考えずに先に身体が動いていた。
PKに入る前に蹴る選手はもう決めていた。
その日調子を落としていた中心選手はあえてキッカー3人の中に選ぶと決めていた。
決めてくれると思っていたし、選んだ選手はプレッシャーを跳ね除けてくれると信じていた。
3人とも期待通りに素晴らしいゴールを決めてくれました。
難しい試合をモノにした経験は
数十時間の練習をも越えると思う。
どちらに転ぶか分からない試合だったが「勝ち切った」事がまた次に彼らを運ぶと思います
気持ちが強い選手、チームが勝つ為に後やるべき事をやりきった選手達が自分達で手にした大きな勝利。
試合を重ねる毎にメンタリティが成長しています
マネージャー達やOB、メンバー外の選手達も最後までよく信じてくれた。
ベスト4をかけて戦う相手はリーグ自体上のカテゴリーに属するリンドバロッサ。
また良い準備をして臨みます。