施設訪問の日でした。
お一人目のおばあちゃん。
車椅子でした。
手が、爪が
冷えすぎて
色まで変わってしまってて・・・。
冷え冷えの手でした。
手が冷えてるね~って
そういうけれど
ご本人は
その事を感じてなさそう。
あら、そうなの? って。
あっためていこうね。
そう声掛けをして
ゆっくり、
ゆっくり
手に触れていきました。
あったかいね~。
優しいね~。
おばあちゃんがポツリ。
感激。
そして
もう一人のおばあちゃん。
この方も車椅子。
初めてだよ、
こんなことするのは、
時代は変わったもんだ。
そう
仰りながら
私が指のトリートメントをしていると
そんな、
そんなところまで
やさしく触っていくんかえ?
そんなとこまで
は~、
凄い時代だ。
私が、
うん、
おばあちゃんの手。
今までいっぱいいっぱい
頑張ってきた手やけん、
だから
指までも
やさしく触れていくんよ~。
そういうと
おばあちゃん、
ほんとやな~、
そうやな~、
頑張ってきた手やもんな~
一番使ってきた手やな~
と
ご自分の手を
眺めてました。
昔
百姓も、漁も
どっちもやった 手
色んな事をしてたんで~と。
最後まで
何度も何度も
ご自分の手を見ながら
そうやな~、
頑張ってきた手やな~と
仰って
お部屋に戻られました。
昨日と違って
今日は雨で
ヒンヤリとしてたけれど
おばあちゃんたちの手と共に
私の心は
ポッカポカになって
帰りました。
ありがとうございました💛