破壊大帝。MP36「メガトロンVer.2.0」(ロボットモード編) | ダメ人間のホビーライフ

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こんばんは~。
さて本日はレビューです。
本日紹介するMP36コンボイVer.2.0ロボットモード編です。
それじゃースタート!
ロボットモード。
まさにこれこそファンが待ち望んでいたメガトロン!
アニメに近づけられたデザインとマッシブなスタイリングが破壊大帝の名に恥じない威厳を放っています。
変形の都合上、分割線が多いのですがこれはこれでインフェルノみたいにアニメ準拠になったゆえののっぺりとした感じもなく、適度な現代的アレンジが施されているというのがとてもいいです。
パーツの一部にはダイキャストが使われているため、手に持った時の質感と重量感もたまりません!

ですが特筆すべき点はこれまでない複雑さを誇る変形構造でしょう。
トランスフォーマーは30年以上の長い歴史がありますがここまで変態的な(いい意味で)変形をするのはこいつだけなんじゃないかなと思います。
事実長いことトランスフォーマーを弄り続けてきた管理人も初めて変形させた際は1時間以上かかってしましたw
ただそれはMP09ロディマスコンボイのように「ストレスがある」というわけではなく、若干タイトな箇所はあるもののカッチリと変形させることができるというのが素晴らしいです。
ただガンモード編でも書きましたがダイキャストパーツなどは塗装が剥がれやすく、パーツ移動が多いためそれによりパーツ同士が干渉することによって剥げてしまうということがよくあるため遊ぶ際は覚悟しておいてください。
バストアップ。
旧MPメガトロンとは違ってガンモード時にはダミーパーツとなりましたが、そのおかげか劇中再現度は圧倒的に増しています。
腹部のパーツはデザインが細かく複数のクリアパーツが組み合わされており精密に造形されています。
デティールも抜かりありません。
カラーリングは旧MPがリアル路線のシルバーだったのに対してこちらはアニメ路線のグレーですがガンモードの時ほどの違和感はありません。

ただやはりエンブレムがネック…。
年マスターピースは解釈の違いによって統一性がなくなりつつありますがついにエンブレムまでアニメデザインに…
人によっては気にならない部分ですがスタースクリームやサウンドウェーブなど他のデストロンと並べると違和感ありまくりなのでこれまで通りのデザインにしてほしかったです。
一応レーザーウェーブはシールでの選択式(あれはあれで嫌だったけど)だったので今回も交換用チェストプレートを用意するなりしてユーザーの好みに合わせて選べるようにしてほしかったですね…。
頭部アップ。
非常に凛々しく、破壊大帝らしい勇ましい威厳のあるフェイスを忠実に再現しています。
まるでアニメから飛び出してきたような出来で感動しましたw
目にはメタリック塗装が施されています。
各部から撮影。
いやー…かっこいいなあ…
交換用フェイスパーツが二つ付属します。
叫び顔。
額からそのまま交換する方式なのでとても楽です。
笑い顔。
劇中再現度が高いです。
にしてもいい顔してますなあw楽しそう。
フェイスパーツを外した状態。
内部もメカニカルなデティールが造形されておりガンメタリックの塗装がいい味を出しています。
ちなみにこのデザインは「ザ・ムービー」でユニクロンの力によってガルバトロンに転生するシーンでメガトロンの体がスキャンされるのですが、その時に映ったデザインを元にしているとのこと。
ダメージ仕様のフェイスとチェストプレートが付属します。
装着してみるとこんな感じ。
これにより「ザ・ムービー」でコンボイとの決闘シーンを再現することが可能になりました。
各部から撮影。
なかなか面白い付属品ですし、ボディの傷やへこみなども映像に忠実で個人的には気に入ったのですが、どうせなら通常エンブレムのチェストプレートも付けてほしかったかなと。
腕部。
複雑な変形構造のおかげかしっかりと劇中デザインに近づけられており好印象。
グレーの部分はメタリック塗装が施されており発色も綺麗です。
融合カノンを装着する都合上、右腕には接続ジョイントが造形されていますが、旧MP版よりも小型化されておりデザインも違和感なくまとまっていると思います。
腰。
銃の持ちの黒い部分が変形して構成されます。
これは実際に触ってみないと分からないことですが、この変形構造には驚かされました…。
尻の部分も装甲でうまくカバーしてスカスカ感をなくしているというのもいいですね。
装甲部分は一部が開くようになっており脚部の可動の妨げにならないようになっています。
脚部。
ボリューム満点で力強いデザイン。
旧MPは下半身がとても貧弱でかっこいいとは言い難いスタイルだったのでこれは本当に嬉しかったです。
こちらは銃の持ち手の部分が変形して構成されるのですが、持ち手部分を伸縮したりすることによってガンモードでは細く、ロボットモードでは太くスタイリングされており凌モード共にフォルムを破綻を破綻させないという設計が素晴らしいです!
足にはダイキャストパーツが使われているので安定性も抜群です。
足裏。
バック。
こちらのデザインは劇中よりも変形を優先したものになっていますが、綺麗にまとまっており違和感なく構成されています。
ガンモードとロボットモードの両方のスタイルを両立するということは難題であり、劇中デザインとは違えどここまでうまくパーツをまとめられた開発者さんには拍手を送りたいです。
右腕には融合カノン砲を装着することができます。
ジョイントでしっかりと固定されるのでポロポロと外れることなく、重量も軽いので腕がへたれることもありません。
カノンを付けた状態で各部から撮影。
やはりこの状態が一番しっくりきますね。

〈融合カノン砲〉
次元の狭間からブラックホールを作り反物質を引き出すと言われているこの恐ろしいカノン砲は、メガトロン最大の武器であり彼のトレードマークだ。
約19Km先まで届くその射程と威力は一撃で屈強なサイバトロンを葬り、小さな町すら消滅させる破壊力を誇る。
また引き出された反物質エネルギーはバリアーを張るなど様々な用途に使用可能であり、まさに破壊大帝の名に相応しい武器である。
融合カノン砲にはサウンドギミックが搭載されています。
電池はLR44のボタン電池を2個使用します
画像のようにカノン砲の中央にあるスイッチを押すことで効果音や音声が鳴ります。
スイッチA。
攻撃音が鳴ります。

動画にするとこんな感じです。
攻撃音はワンパターンになります。
スイッチB。
メガトロンの台詞が鳴ります。
声は勿論メガトロン様の声優さんでお馴染みの加藤精三氏によるもの。

台詞一覧(ランダム再生となります)
・ワーハッハッハッハ!この愚か者め!
・デストロン軍団、トランスフォーム!
・えーい!破壊してくれるわ!
・えーい!サイバトロンを捻りつぶせ!
・この役立たず者が!
・ワシの子分にならぬか?

動画にするとこんな感じです。
加藤精三氏の声が素晴らしい!
加藤精三氏は2014年にお亡くなりになっているので、今回の音源はアニメから流用したものなのですがそれでも違和感なくまるでメガトロン様が実際に喋ってるようで感動しました。
アニメの音源の版権はどこが持っているかは分かりませんが既に亡くなった方の声を入れるというのはかなりの困難だったと思います。
このギミックを入れてくれたタカラトミーには脱帽です。

 

(4月22日追記)

コメントでヤッスンさんからご指摘がありましたが、セリフ音声は2005~2006年辺りに発売された復刻版ガルバトロンと、e-hobby限定のガルバトロンⅡから一部使い回しているようです。
スイッチC。
トランスフォーム音が鳴ります。

動画にするとこんな感じです。
トランスフォーム音はアップとダウンの二種類が交互に流れるようになっています。

余談ですが実はこのメガトロンはマスターピース史上初の音声ギミックが搭載されたアイテムでもあります。
 
可動一覧。
頭:前後スイング
首:前後左右スイング
肩:前後に360度回転可動
上腕:クリック式90度可動
前腕:軸ロール360度回転可動
手の平:親指が固定、人差し指が独立で動き第一関節も可動。
他三本は一体になって可動します。

手首:360度回転可動

腹部:上下スイング
腰部:軸ロール
腰部フロントアーマー基部:スイング
サイドアーマー:左右スイング
股関節:左右スイング
膝:二重スイング
およそ900万年前、セイバートロン星の地下深くでメガトロンは誕生した。
軍事用、奴隷用の荒くれ者たちのデストロンを一つにまとめ、善良なロボットですら洗脳し自身の配下としていった。
そして強大になったデストロン軍を率いて数百万年続くセイバートロン星を二分した戦争「グレートウォー」を引き起こした。
戦争が激化しセイバートロン星の豊かな資源と高度な文明は崩壊寸前まで追い込まれ、新たな資源を求めアークに乗って星を発ったサイバトロン司令官コンボイを追い、メガトロンは戦艦ネメシスで追撃して戦いを繰り広げるがアークと共に地球へ墜落しそのショックで緊急停止状態になった。
そして時は流れ400万年後の地球歴1985年、目覚めた彼らは地球を舞台に再び新たな戦いを繰り広げることになる。

自身を破壊大帝と名乗り、破壊を悦び、力を求める。
あくなき欲望を抱くメガトロンはまさにデストロンの理念そのものと言えるだろう。
だが彼は粗暴なだけの男ではない。
自身の戦闘力もさることながら、あらゆる分野に精通し作戦立案するなどの知略も持ち合わせており、その高い統率力で軍団をまとめ上げている。
その中で下向上を狙うスタースクリームやトリプルチェンジャーたちの反乱をねじ伏せているが、破壊することはない。
寛容に見えるが、メガトロンは彼らのその野心を引き出しそれすら利用しようとする胸骨さも持ち合わせているのだ。
それは他の者に対しても同じで、地球人を原始的な生命体と見下しながらその科学技術や地球に眠る遺跡の力など利用できるものは全て利用する。
利害の一致のよってはサイバトロンと手を取ることも辞さない。
その柔軟さもメガトロンの魅力と言えるだろう。
〈付属品・ギミック編〉に続く