汚れた司令官。MB01「オプティマスプライム」 | ダメ人間のホビーライフ

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トランスフォーマーやフィギュアについてただだらだらと書くブログ。

こんばんは~。
本日から3月。いやー時の流れとは早いものですねー。
3月は予算的にかなり厳しいので自粛せねば…。
さて本日はレビューです。
本日紹介する玩具は10の歴史を持つトランスフォーマームービーのベストヒット商品から、選りすぐりのアイテムを復刻するトランスフォーマームービーザベストシリーズより第1弾アイテムであるオプティマスプライムです。
って発売されたの先月の初頭だね…相変わらずこのブログのレビューの遅さには定評があるぜ…。
それじゃースタート!
ビークルモード。
G1コンボイ風のキャブオーバー型トラクターヘッドです。
スクエアな見切りのボディにガンメタリックモールで縁取られた窓など、レトロな雰囲気に仕上がっています。
窓にはクリアパーツが使用されています。
キャリア部は際立った変化のない、いつものオプティマスらしい形状。
タイヤは6輪が独立回転し、転がし走行が可能です。

今回のMB01オプティマスプライムは2014年に発売された「AD02クラシックオプティマスプライム」のリカラーであり、劇中により近づけられたカラーリングになっています。
本体の色は全体的にくすんだ感じに仕上がっており実写TFらしいリアリティが強調されています。
車体の特徴的な汚れはスミ入れではなく全てプリントで表現されておりよく見ると実写版オプティマスのトレードマークであるファイアーパターンもあります。
ロボットモード。
スリムだが、鍛え抜かれたような力感が漲るシルエットがかっこいいです。
まさしく、G1コンボイを実写ムービーのフォーマットに落とし込んだようなイメージです。
大きさもボイジャークラスとして申し分なく、特にボディのパーツ構成が複雑なため密度感もいい感じで増しておりスカスカ感もありません。
ロボットモードでもくすんだ感じのカラーリングに仕上がっており引き締まった印象。
背面を見れば分かると思いますがトランスフォーマー玩具特有のガワが発生しないというなかなか凝った変形をします。
これを設計した人は本当に凄いと思う…。

自由と平和を愛するオートボットのリーダーであり、人類の為にディセプティコンと死闘を繰り広げる。
いたって真面目な性格だが、戦いとなれば敵を徹底的に殲滅する情け容赦なさを持つ。
バストアップ。
胸のフロントガラス部分はビークルモードの時には使用しないダミーのものになりますが、クリアパーツが使用されていたり、ファイヤーパターンがプリントされていたりとしっかり作られており違和感はありません。
頭部アップ。
頭部はラスティバージョンやネメシスプライムで採用されたマスクフェイスです。
シャープに仕上がっておりなかなかのイケメン!
集光ギミック構造ですが、目はベタ塗装してあるので光りません。
顔と首はボールジョイント接続、首とボディはヒンジで前後にスイングします。
可動域としては特に不足は無いのですが、首が回転しないことから、顎を大きく上げないと真横を向けない のが、ちょっと煩わしく感じます。
腕部。
肩にはファイヤーパターンがプリントされています。
デザインも劇中に近づけられており好印象。
肩はクリック軸により可動、腕に関しては上腕の中ほどに回転軸があり、肘は約90度曲がります。
また手首が回転するのもポイントです。
腰。
腰は360度軸回転が可能です。
腿のタイヤは展開可能で、股関節は左右180度開脚することができます。
腿の中間には回転軸があります。
脚部。
腰に前輪がきて脚に後輪が来るというのはG1コンボイらしくていいですね。
足首は軸の組み合わせにより前後、左右にスイング。
足首はもちろん、膝や股関節まで軸の保持力は適切に強く、安定感があります。
バック。
上述の通りガワが全くと言っていいほど発生しないというのがこのオプティマスの最大の特徴です。
各部パーツ配置も劇中準拠で再現度が高いのもいいですね。
これだけ見るとどんな変形をするか想像もつきませんw
武器としてイオンキャノンが付属します。
物自体はクラシックオプティマスに付属したイオンキャノンのリカラーです。
ただこちらでは色がブラックになっており玩具感がなくなりリアルに仕上げられています。
手に持たせることが可能です。
上部のボタンを押すとスプリングギミックでミサイルを発射します。
ちなみにこの武器はダークサイドムーンでメガトロンが使っていたショットガンに似たようなデザインになっておりジョイントでダークサイドムーン版メガトロンに持たせることも可能です(管理人はダークサイドムーン版メガトロンは持っていないので写真はなし)
ビークル時はルーフに装着可能です。
キャリア部の中央には5mmジョイントはありませんが、両サイド(ロボモードの足裏部)
に2箇所ありここにも装着可能です。
AD02「クラシックオプティマスプライム」、トイザらス限定「オプティマスプライムラスティVer.」と比較。
この型も我が家ではもう三つ目です。
クラシックオプティマスはG1コンボイを意識したカラー、ラスティは汚し塗装をほどこしたカラー、今回のオプティマスはより劇中に近づけたものになっています。
ラスティと今回のオプティマスは似たようなコンセプトですがビークル時の汚しプリントが微妙に違ったり、ロボットモードの時にもウェザリングが施されていたりと差別化されています。

このオプティマスは非常に完成度が高く、歴代実写トイの中でも「傑作」と言われるほどの出来でした。
当時ダークサイドムーンからトランスフォーマートイは小型化と簡素化のスパイラルになっていたのですが、このクラシックオプティマスはそれに終止符を打った革命的なトイと言っても過言ではないでしょう。
アクション!
お疲れ様でした~。
2014年、情報公開当初は、「G1コンボイのビークルになるムービーオプティマスが出る!」ということで話題となったクラシックオプティマスプライム。
その玩具の出来は素晴らしく今回ムービーサベストの第1弾アイテムとして再販しました。
さて商品の方ですが、元から完成度の高いクラシックオプティマスを元にしてるだけあって、この商品もそれのいいところをしっかりと引き継いでいます。

まず、ビークルモードのスタイリングですが、G1コンボイへのリスペクトを最大限に 表しつつ、実写映画に相応しい密度、重量を感じさせる会心の出来栄え。
キャビンの表面パネルはツライチで確実にロックされており分割線も自然。
日本版タイトル通り、前面の表情にクラシカルな味があります。

ロボットモードはマッシブで腰高な実写映画版オプティマス特有のプロポーションを堅実に再現。
G1風のフラットノーズキャビンのビークルから変形したら多分こんな形になるのだろうな、というイメージをしっかりつかんで具現化している印象です。
各部のモールドも細かく刻まれており好感触。

変形パターンもいつになく奇抜なもので「大胆にして緻密」という表現がピッタリあてはまるのではないでしょうか。
ロボット時の胸の構造には論争があるようで、確かにビークル時のフロントウィンドウが変形したものではありませんが、ダミーではなく後部の窓で、一定のリアリティを保つものに思います。
また、付属するショットガンはダークサイドムーン版メガトロンにもしっかり持たせることができるといういわくつきの品!

そして特筆すべき点は、今回ムービーザベスト版の最大の特徴であるカラーリングでしょう。
表面はくすんだ感じに仕上げられており、クラシックオプティマスにはなかった「リアルさ」が重視されている一品になっています。
ビークルモードで車体にプリントされた汚し塗装も、劇中の雰囲気をバッチリつかんでおり高い再現性を誇ります。
汚しというコンセプトは上述のラスティバージョンにもありましたが、こちらは
「元の色を残しつつも最大限リアルにする」
という解釈であり個人的にはこれもこれでありだなと思います。

ビギナーからオールドファンまで、幅広い範囲の人々に楽しんでもらえるアイテムに仕上がっており、入門トランスフォーマーとしてもオススメです!
点数としては100点満点です!