また気が滅入るようなニュースが・・・
今まで子供を虐待死させる親というと、すごく若くて血のつながらない家族がいたり、無職だったり、周囲に誰も助ける人がいなかったり、それなりにそれに到った事情が納得できたものだった。
しかしこの声優の女は、自分の子供も2人いる上に、女優・声優として活躍し、劇団を主宰してイベント会社を経営し、PTA活動も熱心で、周囲には「素敵なお母さん」で通っていたそうだ。そういう素晴らしい人が里子を預かることを決意して、それが虐待死に終わった。
これは私の勝手な想像だが、
彼女は本当は里子が欲しくなかったのではなかろうか。
自分の子供と仕事に手一杯で、もう一人子供なんて持てる余裕はなかった。
しかし、彼女は外から見たイメージをすごく大切にする人で、どんどん自分を進化させていって、それをPRするのが好きだった。
彼女はメディアで、アンジーやマドンナなど欧米のセレブが里子を育てているのを知り、自分もそれをやってみようと思いついた。きっと他人からは注目され尊敬を受けるだろう。
でも実際やってみると、それは無理だった。自分に向いてなかったのかもしれないし、里子さんと気が合わなかったのかもしれない。でも彼女は「我、こうあるべき」みたいな理想がすごく高い人だったんじゃないかな。
だんだん自分の理想と、現実の思いが乖離して、その結果が悲劇を生んでしまった。 ・・・ んじゃないかと。
正直言って、私苦手なんだ。
周囲のセレブ生活をひけらかす(読者の興味を煽っているだけで、ひけらかしているわけではないのでしょうが)記事と、ボランティアを声高に叫ぶ記事が同居するブログ。
その裏に、高く掲げた理想にアップアップしているブログ主の苦悶が見えるようで。
格好つけたって、無理なもんは、無理。 他人の期待に沿うより、自分の好きなことで可能なことをやりましょうや。
ああ、また私リラックマを愛してしまいそう ・・・。