週末、子供が、「ママちょっと痩せた?」と言うので驚いた。
たしかに、ちょっと腰周りが違うかも! 体重は変わっていないのですけどね。

たいしたことはやっていないけれど、最近、お腹が空いていないなら食べなくてもいいと思うようになって、食べる量が減ったかな?

数ヶ月前、スウェーデンのテレビで

ハンバーガー 世界一のデブを目指す女  チョコレート

が紹介されていた。上には上がいるとはいえ、彼女はもう既に体重350キロ、まだ40歳ぐらいなのに太っているため家事もろくにできず、外出するときは電動車椅子に乗らなくてはならない。

この女性は20歳のときにはもう100キロはあったのだそうだ。
彼女の太り始めた原因は、さかのぼれば母親にあった。

彼女の母は子供の頃、たいへん貧しい環境に育った。なので、「食べ物がなくなる」という恐怖が大人になっても消えなかった。自分の子供たちには、「食べなさい、あればあるだけ、力一杯食べなさい」と言い続けた。そのため、
世界一のデブ女候補の頭の中には、「食べなくては。とにかく食べなくては!」という刷り込みがしっかりとなされ、今でも食べ続けることはやめられないのだそうだ。

もちろん原因はそれだけではないだろうが、「とにかく食べろ」というのは、私も母や伯母たちに言われ続けていた。きっと私の頭の中にも同じような刷り込みがされていると思う。
でもこっちの人って、驚くほど粗食だし、それでしっかり長生きしている。日本の人でも最近、少食な人ほど花粉症コスモス になりにくいとか、いろいろな説が出ている。

食べ物が極端に少なかった戦時中ならまだしも、今何でもかんでも高カロリーなこの時代に、三食しっかり食べろ、というのは子供にしか当てはまらないのではないだろうか。

でもTVを見た後気づいたのだが、私がお腹一杯で夕食はサンドイッチでいいわ~とか思っていると、どこからか「食べなきゃだめでしょ!」という声が聞こえてくるのである。子供の頃の刷り込み恐るべし。

デトックスだのなんだのの本を読み始めてから、「お腹一杯なら食べなくてもいい」と自分に許可を与えた私。ちょっと痩せたのはそのせいかも?

注・・・ それでも普通の同年代よりはずっとたくさん食べている私ですから、拒食症などの心配は全く無用です。