数日前にも、国から援助を受けて作品を書いている作家たちのことを書いたけど、文筆で身を立てるというのはいまどき大変なもの。

その理由の一つが古書つまり古本の流通だと思うのだけれど、古書はいくら売れても作家に印税は1円も入ってこない。少しでも安く本を手に入れたい人の気持ちはわかるけど、本を書くのにどれだけの時間がかかるかを考えると、なんだか泥棒に遭ったような気持ちにもなる。

カラオケで自分の曲が歌われたら作詞・作曲家にはお金が入ってくると確か聞いたのだけれど(違っているかも)古本に少しでも印税がかけられるようになったら、多くの作家や漫画家たちが助かるようになると思うわ。まあ、売れてる人と、そうでない人の格差もますます広がるかもしれないけど。

ところで、
そんな私の憤りを払拭してくれるような、素敵な出版のお知らせをもらいました。
私の大好きなブログの一つ、


雑誌が書かない☆ニューヨーク上流1パーセント

のRumiさんが、浅見帆帆子さんの知己を得て、近々ご自分でも本を出版されることになったんです。

でも、うれしいのはそれだけじゃないよ。

Rumiさんは、その本の売り上げの全額を、

「子供地球基金、Room to ReadのTokyoチャプターをはじめとする日本ベースの上質なチャリティを選び、寄付する」

のだそうです!!

私メもフェラーリには乗れないながら、寄付をどこかにしてみたいなとは思っても、どこにどうしていいのかわかりませんでした。
中には「なんとかちゃんを助ける会」とかの名目で寄付金詐欺をしているところもあると聞いたし・・・。

でも、今回はRumiさんの本を購入することによって、間接的にRumiさんが自分の目で確かめて信頼を寄せる団体に寄付をすることができるのです。
するともう、この本は古本を探す気にはなれませんよね!
なかなか乙なことをやってくれるものです。

私もいつかロット(宝くじ)で数十億円を当てて
それらの賞金で個人的に無名作家応援基金を設立し
また自分の官能小説の売り上げは全額どこかの団体に寄付する(相当微々たるものになるでしょうが)

なんてことをしてみたいです!
Rumiさんの本、あと1ヶ月ほどで発売だそうです。
楽しみにしています。