今篠田節子作「聖域」を読み終わった。篠田作品はどれも面白いけれど、もちろんこの本も例外ではない。

それにしても。
本1冊書くには入念な下調べがいるものだ。「聖域」を読んでそのことを改めて感じた。(小説の内容については、ネタバレになるので書きません)

昨日の続きになるけど、
時々、恐らくは何も調べることをしないで思いつき的に質問メールをいただくことがある。
語学学校のこととか、
留学のこととか、
翻訳の勉強のこととか。
検索エンジンを使うか、関連トピックの掲示板を使って不特定多数の有志に尋ねるとか、の方がずっと効率よく信憑性高く多くの情報が得られるとか、思いつかないのかなあ。
そしてそのような迷惑系質問メールに知っていることを親切に答えてあげても、たいてい返礼のメールは来ない。

摩訶不思議。

そうそう、「聖域」の話に戻ります。
篠田作品は本当にどれも面白いのだけれど、長編についてちょっと難を言えば(あくまで私にとってだけれど)たいてい最後の3、40ページがちょっとだるいのよ。でも時間を忘れて読書をしたい方にはやっぱりお薦めです!