しとしと小雨が降る警戒区域。
あ~あ、最悪のコンディション。
こんな日は動物達はかくれんぼ・・・。
と、思いきや何処かで見たことのある後姿。
もしかして貴女、祠のシャムMIXちゃんではありませんか?
http://ameblo.jp./kuri-koyagi/archive2-201206.html
先月も、乳牛が死んでたお家で見掛けてた。
いつもお一人様のようですが、おチビちゃん達はどちらへ?
あんなに恋焦がれていたチビ猫ちゃん達。
再会出来ないまま、半年が過ぎようとしている。
きっと、秋にまた新しい命が誕生しているだろう。
この場所は、再編で自由に行き来が出来るようになるらしい。
かといって、誰かが助けてくれる訳でもない。
消えた場所にもフード2.5kgをプレゼントする。
保護依頼の飼い主さん宅。
玄関先に貼られた写真。
明日、警戒区域に入る飼い主さん。
この子達と再会出来ること祈りながら、
複数台の捕獲器を掛ける。
どうして連れてってくれなかったの?
って、飼い主さんのこと責める気持ちになってしまう。
もし、わたしだったら置いていけないと思ったから・・・。
実際は、避難指示はあまりにも突然で、
大きな揺れに驚いた猫達はびっくりして、
いなくなってしまったのだそう。
どうすることも出来なかったって。
出入りできるように隙間を開けた玄関と
存在を確認するためのセンサーカメラ。
居間にこれでもかと置かれたドライフード、
そして愛用の椅子に敷かれたブランケット。
環境省で行ってる保護(21日まで)のことを伝えると
全く情報が無かったらしい飼い主さん。
急いで連絡先を伝え、すぐに保護依頼を出してもらう。
もう、行政には期待してないらしい。
本当に、どこまでやってくれるのか分からないという。
でも、使える制度は使って欲しい。
だって、わたし達は警察に追いかけられて
動物嫌いの住民から罵倒されることだってある。
何でこんなことしてるのかと情けなくなることもある。
行政はそれが仕事で、対価をもらって
堂々と保護できるんだから。
捕獲器を掛けクルマに戻ろうとすると
植え込み越しに、道路を行く赤色灯。
もし、今捕まったら狂って叫び出すかもしれない。
ただ、わたし達を悪者に仕立て上げ、
問題の本質を摩り替えるのがこの国のやり方。
早く、走り去ってくれ!