15日、予定外に迷い込んだ道で、白猫に出会った。
捕獲機をかけるが、保護できず、今回もその場所に立ち寄る。
祠の下に置いたフードは空っぽ。
姿は無いけど、フードだけ置いていくね。
ここも毎回フードが無くなっている場所。
雪がかからない場所を選ぶ。
ご飯来ないかな~、と
猫が待っている場所。
時に黒猫、時に三毛猫。
今日は、ぶち猫が待ってた。
前回捕獲機を掛けたが空っぽ。
今日は、郵便ポストの下に捕獲機を掛けて、
姿を隠し待つこと20分。
うっひょ~!
ブルーアイがたまらない。
Mさん保護のこの子。
わたしの飼い猫、クリーに瓜二つ。
胸がきゅ~んとなる。
日曜日、チーム全体で6匹の保護。
もっと捕獲機があって、受け入れ先があれば・・・。
まだまだ、救える命があると実感する。
置き餌を依頼された住民の家の前に、大きな乳牛。
空腹のため布をくわえて、真っ直ぐな目で、わたしに何かを訴える。
ごめんね。わたしには、君たちをどうすることも出来ないよ。
ドックフードとキャットフードだけど置いていくね。
給餌の為「そこを通して」と話すと、す~っとこの場を離れる。
人間の言葉が分かるんだね。
最初で最後の晩餐
レスキューの帰り道、国道6号の小六郎あたり。
田んぼの中、離れ牛を囲い込む柵(さく)が取り付けられていた。
餌でおびき寄せて、中に入った牛は出られなくなり
そのまま殺処分するのだという。
防護服を着た人が柵の中で
「おいでおいで」と袋の中の飼料を見せ、牛をおびき寄せる。
今日はたくさんの牛が柵の中にいる。
何も食べるものが無くなったこの零下の中、
1年近くぶりの美味しいご飯に、牛たちは無条件で集まって来る。
その柵に入る為の、牛たちの列の中、
原発事故後産まれた子牛が、お母さん牛と一緒に数頭並んでいた。
はじめて食べるちゃんとしたご飯が、
自分の命と引き換えだなんて、知るはずも無い。
お母さん牛にちょこんと寄り添う、子牛たちのあどけなさ。
何だか、うきうきした気分で美味しいご飯を待つ。
今夜、もう天国に行ってしまっただろうか。
写真、撮ることは出来ませんでした。