ずっと行ってみたかった
老松 喜多川
西天満 裁判所のすぐ近く。
暖簾がなければ見落とすところでした。
母の為に取ったお席ですが
体調不良で来れなくて
でもキャンセルするには惜しい席。
地元のじんべさんを誘いました。
忙しい中、
駆けつけてくれた事に
ただただ感謝。
たった2か月会ってないだけで久々な感じだねえ。
店主の声が響き渡る
カウンターに着席。
お昼は5250円(税サ込)のコースのみ。
駆けつけに冷酒をオーダー。
「明鏡止水」とは今の私に必要な言葉!
長野のお酒です。
先付は鯛の白子にゆば 蕗
お出しのジュレが優しいスターター
前菜は5種類
目新しいのは鯛の白子に山椒。
さっぱりとしたお味が並ぶ。
暑い日には嬉しいですね。
目の前でどんどんお料理が仕上がっていく。
カウンターは全員女性客。
同じ時間にスタートしても
お喋りするから食すスピードが異なる。
それでも作り置きせず
同じものを時間差で仕上げていくのです。
「面倒臭い」は
料理人の辞書にはないのでしょうね。
私の中には満ち溢れています。
椀物には揚げたすずき。
美味な出し汁にコクが増す。
揚げ物のサツマイモは下味付き。!
ちり酢も美味しい。
桜えびのひろうすは
沢山のネギのお出し汁と共に
ミョウガと鯛のご飯は
グループ毎に釜で炊き上げてくれる。
残ったらおにぎりにしてお土産に。
主婦の心をキャッチするサービスです。
店主が洗い物をしている姿が
見えてしまうカウンターでは
長居はできませんね。
お喋り主体の社交ランチには不向き。
個室もあるようですが
本気で美味しいもの食べたい
少人数でのランチ向きではないでしょうか。
久々の豪華ランチでした。
じんべさんは次の予定へと急ぎ足。
片手に日傘で颯爽と自転車に。
かっけ~!
私はバラを鑑賞しながら
北浜まで歩く事にしました。
盛りは過ぎても
まだ十分咲いていました。
五月晴れを通り越す暑さに
くたびれるバラもあり。
嫌な夏はもうそこまで。
朝ドラ「純と愛」で
純ちゃんがオーサキホテルに勤務してた頃
この川沿いがロケに使われていましたね。
対岸には以前、
娘たちとアフタヌーンティーを楽しんだ
北浜レトロが見えます。
バラのアーチのベンチは
カップルたちの特等席。
一人ぼっちの私は
バラの匂いを嗅ぎまわる
怪しいおばちゃんに。
香りに釣られ
北浜通り越し天満まで行く勢いでした。
春のなにわの名所。
今年も無料で楽しませて頂く幸せ。
バラのパワーは偉大です。