友の遺作 | 税理士Kuraraのよく働き、よく遊び、よく愛する

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少年たちとの日常生活をつづります。




先日、大学のオンライン同期会に参加した事を書きましたが、実は同期の友が昨年亡くなりました。


サークルの仲間だったKちゃん、卒業後はあまり会うこともなくなりましたが、彼女の事を思い出していました。

Kちゃんから卒業後しばらくしてから著者をいただいたのでした。確か、西荻のKちゃんの下宿に泊めてもらった時にいただいたような記憶があります。

それは、Kちゃんが中学2年生の時にサマースクールでヨーロッパに一ヶ月滞在した時の事を綴ったものでした。

もらった時はさらっと見ただけで、そのままになっていたのですが、今回きちんと読んでみました。

元々真面目なKちゃんですが、一ヶ月の出来事を出発前から帰国後まで、それはキチンと丁寧に描かれていました。

スイスのサマースクールの授業の様子、寮の部屋について、全国から集まった仲間の事や、先生とのあれこれ、方言の違いや、男子校、女子校と共学の違い、海外で出会ったフランス人の少年の兄弟のこと、卒業式での出し物の事など、Kちゃん特有のユーモアを交え、実にみずみずしく綴られていたのでした。


もっと早く読んで感想を伝えておけばよかった。

Kちゃんは大人になってからもこの時の友人たちと交流を続け、その中には有名料理研究家のお嬢さんやのちにタカラジェンヌになられた方もいたそう。


まだまだやりたいことがあったよね、もう一度会いたかったよ、Kちゃん。あなたのことは忘れません。

↓中学2年生のK ちゃん