月夜の思い出 | おニイさん、延長する?

おニイさん、延長する?

ふとしたことからアジアン・エステという甘美な底なし沼にハマってしまい、もがき続けているオッサンの転落人生の日々を綴った実況レポートのようなものです。
基本的に全体公開ですが、内容が一般向けでは無い場合のみ限定記事とします。



先日も触れましたが、秋葉原の「月夜」が先月中旬から閉まっています。
扉には(11月)25日より営業再開するようなことが書かれていましたが、今も閉まったまま。
看板はそのまま路上に置かれてはいるものの灯りはついておらず、ホームページも既に削除されていますので、おそらくはそのままfade outすると思われます。
このビルには2Fにも「麗華」という店がありましたが、こちらは既に看板も撤去されていました。
雨が降ったのかなぁと思いつつ、この2年くらいはご無沙汰でしたが、やはり以前何度か通った店が無くなってしまうのは淋しいものです。

もう行くつもりはありませんでしたが、ポイント・カードはそのまま持っていましたので、ちょっと取り出してみると、過去6回行った記録がありました。
初めて行ったのが2012年2月12日です。
私は秋葉原に行くときにはいつも都営地下鉄浅草線の浅草橋駅から総武線に沿って歩いていくので、いつも看板を目にしていて、ずっと気になっていたお店でした。
看板には店名といくつかのコース名と共に「秋葉原でいちばん安心のお店です」とキャッチフレーズがあり、駅からも近かったので、何となく健全店のイメージを持っていたように記憶しています。
その日も、たまたまヨドバシカメラで買い物をして、その帰りに寄ったのでした。

看板の置いてある路地のビルとビルの間にある細い道を進んで行くと、古びたビルの1Fにその店はありました。
タイ・マッサージの店によくあるようなガラス戸を開けると、スタッフの女の子が何人かいて、その中の大柄な一人にメニュー表を見せられ、何のためらいもなく整体を選ぶと、リンパを含むコースを選ばなかったことにちょっとキレるような素振りを見せ、「何でよー! 信じられない!!」と大きな声で言われますが、とにかく整体で押し切ると、その嬢に一番奥の部屋へ案内されました。
中央にマットが敷かれまわりに小物が散らかった暗い部屋で、PCもつけっぱなしになっており、何となく生活臭のようなものを感じますが、付いた嬢は先の嬢ではなく、小柄で可愛い台湾出身の嬢。
とても話し好きで、ちょっと話し方にクセがあるため、あまり色気は感じられなかったですが、好感の持てる子でした。
しっかりとしたマッサージでしたし、うつ伏せの間はほとんど馬乗り状態で、ツボも捉えており、とても気持ちよかったです。足踏みもありました。
彼女の話によると、この店以外に他の整体の店でも働いていたそうなのですが、整体師の資格がまだ取れないので、そこでは店番だけしか出来ず、こちらで実技の場を踏んでいたようでした。

そのうちとなりではなにやら男女の営みの声が聞こえてきましたが、嬢はまったく気にもとめずに淡々と施術を続けます。
そして仰向けになった頃だったか、
「ねぇ、本当に指圧だけでいいの?」と訊いてきました。
「そんなに指圧だけで入る客が珍しい?」と返すと、
「結構いるけれど、最初はリンパをつけると言うのが恥ずかしいので指圧だけで入り、途中でチェンジする人が多い」とのこと。
はい、しっかり見透かされているようでした。
たまたま持ち合わせが無かったのか、それとも意地を貫きたかったのか、今となっては記憶が定かではありませんが、となりの絶頂の声をききながら、その日は健全なまま終了したのでした。

その1週間後、今度はリンパのコースで入り、別の嬢が付くと、
途中で「あと5000円でHong Bang」と耳打ちしてきて、やはりそういう店であることがわかりました。このときは好奇心からそのオプションを受け、それがエステでのそうした行為の初体験となりました。かなり濃厚なサービスもあり、ちょっとハマりかけましたね(笑)。
その姉妹店と思われるお店も昭和通りにあり(今年の春ごろに閉店)、その店ともども、その年には何度か利用しましたが、最後に行ったのはやはりその年の暮れのこの記事の時でした。
その記事を読み返してみましたが、多分その頃にはこうしたお店にももう醒めていたのだと思います。

今はほとんど健全店にしか足を運ばなくなり、たまに(キャッチも含めて)あぶなさそうなお店を見つけると好奇心でとりあえず入ってみるというようなことはあるものの、こうしたあからさまなお店に連続で入るということはまずありえませんが、お店の存在価値自体は否定しません。
それなりに楽しい思いをしたこともありましたし、そういうお店を必要としている人も居るでしょうから、やはり閉店に追い込まれたのだとしたら、何とも残念なことだと思います。