初めての飛行機、あなたは何歳でしたか?

私は8歳。
小学校2年生から3年生に上がる春休みだった。

その当時流れていたメガネのコマーシャル。
飛行機の座席で窓の外を眺めるオッサンがいて、
彼の視線の先には夕陽に染まった雲海が広がっていた。
なにその世界! と、幼い私は興奮した。
だから初めての飛行機でそれと同じ景色が見られたときは
そりゃぁもううれしくて、ずっと窓にへばりついていた。
このときから私の飛行機好きの“ヒコちゃん”は始まっていたね(笑)。

今回のバリの旅では、私はことあるごとに、そ氏に、
いいなぁ、オマイさんは、ゼロ歳児で飛行機なんか乗っちゃって!
と、うらやましがった(笑)。
といっても、今回のことなど、物心つくころには
彼の記憶から消えていると思うけど。
でも、たぶんこの先も、彼は私たちと年に何度か飛行機でどこか行く。

私が初めてその乗り物に乗った年齢に達したそ氏は、
きっとシステムがすべてわかって、旅慣れして、
なんだかかっこいいことになっているんじゃないかな(笑)。
それでいいのだ。

初めての飛行機

3/3、羽田発デンパサール行きのガルーダ航空機は25時出発。
寒さとはこれでしばらくお別れ。

離陸着陸

国際線の場合、赤ちゃんは2歳になるまで運賃は無料。
(国内線は3歳)
離着陸と揺れたときはこうやってヒザに乗せるけど(↑)、

バシネット

それ以外は“バシネット”と呼ばれる赤ちゃん用のカゴを貸してもらえる。
ビジネスクラスとエコノミークラスの境目の席が少しだけ広くなっている。
その壁をよく見たら2カ所穴が空いていて、このバシネットを取り付ける。
10キロまで乗せることができる。

ところで離着陸の際、気圧が変わる。
おとなはツバを飲みこんだり、あくびをしたり、耳抜きができるけど、
それを知らない赤ちゃんはきっと耳が痛いに違いない。
ビーッと泣いてる子、よくいるね。かわいそうに。
そうならないように、いろいろ調べて、

耳抜き中

ミルクを飲ませると、ツバを飲みこむのと同じで、
上手に耳抜きできるそうだ。
あらかじめ作っておいたミルク、離陸前に全部飲んじゃったという
アクシデントもあったけど(あわてて追加作製した 笑)、
今回の旅では一度も耳が痛い! ビーッ!! と
泣くことなく作戦は成功。

アメニティ

赤ちゃん用のアメニティ、もらった。
オムツ、お尻拭き、使用済みオムツを捨てるビニール、
オムツ交換用のシート、ベビーパウダー、 おもちゃが入っていた。
なんかタダで乗っているのにこんなたくさん、すみません(笑)。

離乳食

こんなのも配られた。

あち、あちち!!

中身はこんな

ほっかほかの離乳食が入っていた。
残念ながらカニのおかゆ。
その食べ物は、まだ一度もトライさせていなかった。
旅行中にアレルギーが出るのも怖かったので断念。
バナナは母上、牛乳はエグさんがたいらげていたけどね(笑)。

朝焼けです


そして夜が明けた。

セクシー

もぞもぞ。

足癖

あらあら(笑)。

特等席

バシネット、10キロまでOKとはいうけれど、
わりと浅くて、タッチが始まった子はちょっと危ないかも。
そ氏は今回で卒業、かも。
われわれもぐっすり寝られるし、食事もふつうにできるし、
すごくラクでよかったのになー。

退屈そう

「退屈ー!!!」

はいはいはい。

おっさんか

お父ちゃんの隣の席に移動して、
オッサンみたいに寝たり、

何聞いてるの?

ヘッドホンで音楽聴いたり。

いいなぁ、オマイさんは、ゼロ歳児で飛行機なんか乗っちゃって!
ゼロ歳児相手にうらやましがってばかりいたお母ちゃんでした(笑)。