この国の人々、本当に赤ちゃんが大好き。
出会う人、例外なくみんな。
羽田発ガルーダ航空の機内からしてそうだった。
もう着陸態勢に入ったというのに、2人の若いCAが、
ほかの客のことなど眼中にない様子で(汗)、
ただただ「かわいいいいいいいいい!」と絶叫しながら、
そ氏のことあやしていた。
そうか、「かわいい」が世界共通語になったってホントなんだな。
……なんてこと思いながら、私は彼女たちを眺めていた。
空港から宿までの送迎スタッフ、宿の従業員、
レストランの店員、サーフガイドのアグースくんetc……、
男女問わず、仕事を忘れて、そ氏のことをあやしてくれる。
愛想だけはいいそ氏、とびきりのスマイル。
その顔を見たら、バリニーズたちはにんまりして、きゃーってなって、
キリが無くなって(笑)、さらに仕事に戻れなくなる。
昨日は、フロントから部屋に向かってベビーカーを押していると、
ずっと向こうにいたスタッフの女性が
めざとくわれわれを見つけるや、寄ってきて、
あやしたり、抱っこしたり、ああ、もうまたキリがなくなっている(笑)。
お母ちゃんはその間、蚊に2カ所も食われた(汗)。
そんな今日、フロントから電話。
スイートルームが空いたから、移りませんかって。
ええ、いいんですか?
もちろん移りますとも!
小市民なわれわれは、しっぽをブンブン振りながら
サッサカサーと部屋を移る準備をして、
平屋建てのその部屋には中庭に大きなプール、ベッドルームが2つ。
トイレやバスルームも2つ。
そ氏用のベッドも天蓋付きで、あらあら立派(笑)。
扉の向こうは、
バリって感じのステキなお風呂(笑)。
ところで、なんで急にスイートルームに変えてくれたのだろう。
いろいろ考えたのだけど、理由がわからなくて、あ、もしかしたら、
そ氏のことを一番かわいがってくれているマネージャーさん、
愛想だけはとびきりいい、この笑顔にやられたのかな。
うん、たぶん、そうだよね(笑)。
それしか考えられない。
息子よ、ありがとう。
おかげで私たち、いい思いさせてもらっている。
またこの島のことが大好きになった。
今日も一生懸命プールで泳いでいましたよー。
水遊び用のオムツ着けて(笑)。