なんとなく、“家庭教師”って言ったら、
ヘレンケラーの家庭教師、サリバン先生……な、私です。チャオ。

近所の仲良し夫婦(ユッカさん の両親)Rちゃん夫妻に勧められて、
ユタカさんの家庭教師をお願いした。
先日がその第1回目。

来客が多い、わが家。
ユタカさんには、みんなに好いてもらえるようなイヌになってほしいのと、
私はイヌを飼うのは4回目だけど、これまでの3匹で、いろんな反省があった。
とくに亡き親父と私との間で、イヌに対しての育て方、意見がちぐはぐで、
先代犬のヘン子ちんには悪いコトしちゃったなって思ったこと。

○例
親父→なんでもヒトのゴハンをあげちゃう(頑固)
私→イヌ用のおやつしか絶対にあげない(頑固)

親父の言い分はこんな。
「どうせ早く死んじゃうんだから、好きなもん食わせてやりたい」

そしたらですよ!
なんと親父の方が早く死んじゃいまして(汗)、
残されたヘン子ちんは、私たち家族が手に負えないくらい、
それはそれはグルメで食いしん坊でワガママなイヌになってしまいましたとさ。
チャンチャン(汗)。

悪いのはイヌじゃなくて、原因は飼い主の責任。

周りがよく話し合って、意見を統一させて、愛情持って育てていかないと、

イヌは混乱して、私たちがして欲しくない行動をするようになる。
みんなに愛されない子になってしまう。
それは、人間の子育てにも同じコトが言えて、親がしっかりしなくちゃね~。


話を戻すと、サリバン先生。
こんな方です。

別冊リツコング-サリバン先生と

サバサバと、ハキハキと、よどみなく、私たちに指南していくN西先生。
ときは選挙まっただなかということもあり、この方が政治家になったら、

迷わず投票しちゃうよねぇ(笑)。そんな絶対的な説得力があった。

おもしろいのは、レッスン1時間のうち、ユタカさんに触ったのは10分くらい。
あとはひたすら、エグさんと私に“考え方の統一”を説いてくださった。
イヌというより、飼い主をただす、という方法。
ああ、親父が生きていたとき、私たちふたりそろって受けたかったよ(笑)。

●3ヶ月くらいまでとにかく可愛がる。怒らない。
→4ヶ月半くらいから自己主張が出てくる、6ヶ月くらいから反抗期。
→その時期までにしっかり可愛がって、信頼関係を築くこと。

●モノを噛む→叱る対象ではない。
・いろんなおもちゃを与えて、ストレス発散させること。
・イタズラできないほど、ヘトヘトになるまで遊ばせること。
・イタズラは私たちの責任。私たちがモノを置かなきゃイタズラもしない。
・もし痛いほど噛んできたら「痛い!」と声を出すこと。
・体罰は絶対にしないこと(コレ大事)。

●サークル内にいるとき、話しかけない、目を合わせない。
・サークルから出したら、とことん向き合う(1回/30~40分)。

●おやつを使って上手にコントロールしてあげること
・ユタカさんがいやがること(爪切り、ブラッシングなど)をしたら、おやつ。
・トイレが上手にできたら、おやつ。
・お座りがうまくできたら、おやつ。
・投げたモノをちゃんと持ってきたら、おやつ。
・しっかり遊んで、サークルに入れたら(ハウス)、おやつ。

当初私、おやつって「どうなんだろう?」って思っていた。
なんだかヒトの子どもに、すぐに小遣いあげるみたいで(汗)。
だから、ユタカさんが来てから、おやつ、一回もあげたことなかった。
でも、“考え方”だね。
むやみやたらとあげるのではなく、いいことをしたとき限定。メリハリ。

そう思って、おやつをあげだしてから、
サリバン先生がお帰りになって、スグにお座りができるようになった。
トイレの成功率も、グググッと上がった。
すごいな、うちの子、天才だ(親バカ)。
なんか、エグさんと私、一皮むけた気になった(笑)。

イヌから学ぶことは多いです。

次回のレッスンは、お散歩できるようになった来月くらいですかねー。