子供達が御言に感動する為に、、、 | 親と子の訓読家庭教会

親と子の訓読家庭教会

後天時代に於ける子女教育を考える

今月の始め、顕進様が日本に来られて、御自身の講演集出版記念会とその後の食口の集いに於いて我々に語られた時、顕進様は訓読とそれを中心とする家庭教会の重要性を訴えられました。今回初めて顕進様に会われた方々の中には、顕進様が現在於かれている不当な立場に対して弁明される事や、講演集の内容を説明して下さる事等を期待されて来られた方も多いようです。しかし実際その場は、平和神経の訓読会のなってしまいました。訓読に平行して行なわれた一つ一つの解説の中に、顕進様の御父様の御言と原理に対する深い理解力や、それらを語られる時の力強くも暖かい雰囲気に感動された方も多いようです。


私もその様な顕進様を見る度に、「何故、顕進様はいつもいつも、あんなに感動して訓読をされるのだろう」と考えます。話に聞く所によると、顕進様ご自身が御家族で訓読される時も同じ様に感動しながら訓読されるそうです。又私は、顕進様がリーダー達とだけ訓読をされる時に、じっと聞き入り涙ぐまれる御姿様を何度か見た事もあります。そんな時私は、実を言うと御言の内容よりも、御言に感動される顕進様を見て、一緒に感動してしまうのです。私も一様毎朝、子供達と一緒に訓読する様に努力していますが、なかなか毎日毎日感動しながら訓読出来ません。勿論、同じ様なレベルで出来るとは思っていませんが、もし私自身がもっともっと御言に感動していれば、子供達もきっと喜んで訓読してくれるはずです。結局自分自身がいつも御言に感動していなければ、子供も感動しないという事です。


言に感動する為には、日頃から原理と神様を中心とした生活をしていないといけないと思います。もしその様な生活をしていれば、たとえ同じ御言を話しても聞いても、必ず新たな感動が自分にあるはずです。それでは、顕進様はどの様にして御自身を訓練されたのでしょうか。そう考える時、顕進様が御自身の銀婚式で語られた内容が私にとって大変な参考になりました。その内容を簡単にまとめると、

1)どんなに困難な事が起こってもけっして難しいと考えないで、全てを知っている神様が、自分を成長させる為に与えてくださったチャレンジと思う、
2)神様から来る全ての訓練をいつも感謝の気持ちで受け止める、
3)それを乗り越えた時に成長する食口を見るのが顕進様の最高の喜びのひとつ(と言う事は神様と御父母の最高の喜びのひとつ)
という事になると思います。


更に、顕進様が好んで使われる御父様の単語に「正午定着」と「後天時代」の二つがあります。それらを結び付ける時私は、御父様がいつも言われる「正午定着」を、我々が実体的に成就する上において必要な教訓が、顕進様の示される信仰指導の中にある事に気が付きました。すなわち顕進様が示される御指導内容は、「正午定着」を中心として、御自身が神様の原理と御父様の御言を真剣に具現化しようとされた、勝利の体験から来るものではないかと思う様になったのです。


実際、我々が「正午定着」を本当に成す為には、神の存在をただ信仰や観念で信じるだけでは難しいと思えます。それよりも、顕進様の御指導にある様にたとえ誰も理解してくれなくても、我々の心と生活を四六時中見つめながら全てを知ている神様を、いつも生活の中で意識する事から始めるべきではないでしょうか。そして我々がその様な神様が共にいる事に心から気付けば、どんな環境の中でも負債のない生活をしようと心がけ、困難にも立ち向おうとする気持ちが沸いて来るのではないでしょうか。更に、我々がひとつひとつの困難を乗り越えて成長した暁に感じる本心の喜びと、神様の大きな喜びを知る時に、次なる訓練も感謝の気持ちを持って受け入れて行ける様になるのではないでしょうか。