神居山799m(旭川市)ー2012.2.4
神居山799m(旭川市)ー2012.2.4 (単独)
小学生の三男が、カムイスキーリンクスで滑りたいとのこと。たまには山に行かないで子供に付き合ってあげな!とはかみさんの弁。久々に子供と一緒に滑るかー?・・・との思いも空しく、友達と滑るからアッシーで良いと(涙)。父親になついていないのは普段ほったらかしているせい?
駐車場で待つには長いし、一度帰るのも面倒。それなら自分も神居山に登ってしまおう、というのが今回の考え。
神居山799mは言わずと知れたカムイスキーリンクスのある山。
ラッセルの無いゲレンデをスキーヤーとは逆方向にノソノソと登るのも味気無いので、一本南側の尾根を辿ることにする。駐車場からは標高差で650mほどとなかなか登り応えがありそうだ。
靴はこないだ靴擦れのおきた兼用靴。靴擦れの箇所にあらかじめテープを張って試すことにする。
第一リフト乗り場の先からすぐに南へトラバース気味に進む。
雪に埋もれた果樹園が出てきたり小さな沢形が出てきたりする。
水線のある沢は開いており、堰堤もあるので、ここは渡らず右岸尾根を進む。
302まで進むと橋があって左岸に移る。
初めは開けた地形を進むが、次第に傾斜が増しやや木の密な尾根となる。
雪は踝程度までしか埋まらないが、重めの雪質。
傾斜が強いと足首の曲がらない兼用靴では登り辛い。圧倒的にプラブーツのほうが楽。
550付近で、沢を挟んで向かいの急傾斜の森林帯に5人くらいのスキーヤーが現れ、下っていった。聞こえる会話の内容からはコースを外れて楽しんでいるうちに迷い込んできたようだ。
地形図など持つはずもないだろうし、あらぬ方向に下ってしまっては登り返すのも難しいだろう。
遭難することはないにしても、安易にコース外に出るのはどうなのだろうかと感じてしまう。
600で傾斜はやや緩む。この辺りから上はスキーヤーのトレースが非常に多い。
これほど多くの人がコース外に出ているとは知らなかった。
647標高点からはコンパスを110°に切って、直接山頂に向かう。
山頂台地はアンテナ群が林立。風が出て気温も低く寒い。-14℃。
山頂は頂上台地の一番奥にある。
最初にアンテナを目にしてから山頂まで30分以上で、精神的にちょっと辛かった。
テープのために水膨れこそできなかったが、靴擦れの箇所はやはり痛くなった。
山頂までは約2時間半かかったが、この靴では3時間の登りが限界と思われる。
下りは来たルートを戻る。雪が重くうまく回転できないが、それなりに楽しめた。
302標高点からは林道を北に辿ると、すぐに第2リフト乗り場付近のゲレンデに出た。
最後だけゲレンデを使う。久々に圧雪された雪面を滑ったが、自分がうまくなったのかと勘違いするほど楽に回転ができた。
駐車場に着いたのは山頂を出て僅か30分後のこと。
三男との待ち合わせ時間より1時間前に下山となった。