カチオン界面活性剤 | これからの美容師さん達への贈り物

これからの美容師さん達への贈り物

ごくごく普通のおじさん美容師ですが、これからの美容師さん達の少しでもお役にたてたらいいな♪と思いこのブログを作ってみました。

シャンプーには、アニオン界面活性剤や両性界面活性剤が
多く使われるのに対して
トリートメントやリンス、コンディショナーには
+(プラス)のイオンを持ったカチオン界面活性剤と油剤(油分)、
コンディショニング成分が入っています。

カチオン界面活性剤は、自分のもつプラス(+)の性質によって
髪のマイナス(-)の部分に結合します。

ちょっと思い出しましょう♪

アニオン界面活性剤は
マイナス(-)の性質をもっているのでしたね。

カチオン界面活性剤のプラス(+)の手の反対側は
親油基で油となじみやすくなっています。

そこでマッチ棒を例に整理していきましょう♪

マッチ棒の火がつくところは、
アニオン界面活性剤ならマイナス(-)の性質
カチオン界面活性剤ならプラス(+)の性質

マッチ棒の棒の部分は
アニオン・カチオンどちらも親油基

ということは
マッチ棒の火がつくところは
アニオン(-)・カチオン(+)はありますが
(両方ある両性界面活性剤もあります^^)
親水基!

ということです。^^

マッチ棒の火がつく部分は
水になじみやすい性質で
アニオン(-)・カチオン(+)・両性(-・+)などの
性質により
働きがかわってくる♪

というこです。^^

+の性質をもったものは、-の性質を持ったものと
-性質をもったものは、+の性質を持ったものと
くっつきます。♪

上に書いたように
髪の毛のマイナス(-)の部分に
プラスの性質の手を持った
カチオン界面活性剤がくっついきます。
そしてそこは、マッチ棒でいう火がつくところなので
水に親しい、なじみやすいので
水を強くつなぎ止めるため、
静電気の発生を抑えることができます。
(髪に毛は傷んでいるところほど、マイナス(-)の部分が多くなるそうです)




簡単にまとめてみると

シャンプーの界面活性剤の働きは
汚れについて髪の毛から浮き上がらせる

トリートメントの界面活性剤の働きは
髪の毛に傷んでいる部分にくっつく。
くっついた部分は親水基(水になじみやすい部分)
反対側のマッチ棒の棒の部分は
親油基(油になじみやすい部分)
ということは、髪の毛に油分がのりやすくなる♪
だから
トリートメント系には
カチオン界面活性剤が使われるのですね♪