「永さんと、夢で逢いましょう」
マンダラライブ二日間が終了。
酷暑の中、お越しいただいた皆様に、まずはお礼を。
本当にありがとうございました。
舞台中央にあった大きな永さんの写真は、ご家族からお借りしたもの。
搬入だけでも、そうとうな苦労があったはず。
一事が万事こういうことで、私など、自分のことだけやっていればいいのだけれど、この企画を考えた中村まり子さんなどは、どれだけの苦労をしたのだろう、と今朝起きて思った。
コントの中心になった電話。
プッシュ式の白い電話も、昔の黒い電話も、まり子さんが持ち込んだ。
「小道具、借りるより安いの」と、その白電話は、量販店で買ってきたものだという。
これから使えるかもしれないしね、と箱にしまう手際の良さに、こういうふうに自分の思い至らないところで、誰かの助けを受けているのだなあと思う。
そのまり子さんは、最後、「夢で夢で 君もぼくも 永さん!夢で逢いましょう」と三人で唄い終え戻るとき、涙を拭いていた。
まりちゃんの「想い」が、じいんと伝わってきて、だからこそ、このライブをしようと誘ってくれたんだなあと思った。
私は、わりかしドライなタチだけれど、まりちゃんの気持ちがわかる。気がする。
スセリちゃんの気持ちもわかる。気がする。
永さんは、大きな人だった。
コワい人だった。
それはそれはコワい人だった。
震えがくるほどコワい人だった。
そんなコワさ最盛期であろう永さんの写真。
そうだったねえ、こんなだったねえ。
ちょっと撫でたりして。
記念撮影をしたりして。
そして、終わった。
天国の永さん、ありがとう。
そして、現世のまりちゃん、スセリちゃん、ありがとう。
皆さん、ありがとう。
まだまだがんばらなきゃ。