憲法フェスティバルで唄う。

若いかたがたの講演や討論会の後。


私はリハーサルが午前中だったので、本番までの間、中抜けで親のもとへ。


蒸し暑い街々を地下鉄で移動する。


せっかく銀座にいるのだから、三越で弁当を買う。

年取ったら、やっぱり肉でしょ。
と、牛肉弁当を買う。



なんだか、カラダしゃんとしたよ。
と、せんだって母親が言っていた。


ローストビーフを食べた翌日だった。


これでまた二人とも少しでも元気になれば良い。




憲法フェスティバルなので、若い人たちが討論会をする。



その声の張りとか、気負いとか、そんなもんが、ついこの前の自分みたいだ。


こんなふうに、この国のことをしゃべっていた。



なのに、今目の前にあるのは、親の老いだ。



どうしようかなあ、どうなるのかなあ。



憲法もこの国も、親も私も。



なるようになる、なんて言えるもんなのか。


ううむ。




そして、今は、新潟に向かう新幹線。


大宮の次は新潟です。
と、車内アナウンス。


近い。

こんなに近い。



昔、あんなに遠かったのに。




新発田市ははじめて。

きっと、今日も出会いがある。

きっと、ある。


誰か一人でもいい。

その心に、一生消えない灯をともせたらいい。



これが、ただいまの願いです。