ほんとだったら、この場に自分はいないよなあと思う現場ばかりが続く。


それは、まったくありがたいことで、もう二度とないかもしれない。

そう思えば、そんな現場を楽しんでおこうと思う気持ちになる。





昨日の「FNS音楽祭」は、アイドルも含めて、若いアーティストが多く、それを間近な舞台で見られるというのも、なんだかものすごく得をした感じになってしまう。



で。思うことは。


やっぱり修練した人の芸というのはスゴイなあということだ。



エグザイル系(名前にうとい私です)で、踊っている一人の人に目が釘づけになる。


ここまでキレの良い踊りをするのに、どれだけ訓練と努力をしたのか。


プロの中でも、目を引くプロというのは、持って生まれたセンスってのも必要なんだろうなあ。


才能を、修練で開花させる。




でも、肉体は必ず衰える。

その時に、どう自分を表現していくのか。

なかなかにタイヘンなものだ、など、いらぬ心配までしてしまう。






そして、ミヤビさんというギターアーティストもすごかった。


しなるような、そのパフォーマンスが終わると、夢からさめたように、隣に座る安倍なつみさんと新妻聖子さんと顔を見合わせる。


三人とも顔が上気している。


ふううう。

ため息をつく。






どの人も、みんな緊張している。



そうして舞台に上がって、ただ一生懸命に唄う。踊る。

数分に命をかける。



そんな現場にいられただけでも、良かった。


みんな自分と戦いながらガンバッテルんだと、わかっただけでも良かった。





で。


「うまれてきてくれてありがとう」は、無事終了しました。



なつみさんが、白い天使のようでした。