仙台小劇場は、国際派劇団なんです。なんて偉そうですが・・・
ま、そんなに遠くまで行ってるわけではありませんが、
韓国、馬山や中国、北京・上海で公演してます。
中国には2006年10月に、
仙台における魯迅を描いた『遠い火』、
キャストスタッフ、総勢23名出演者21名と、どうやってやったの?
っていわれるようなとんでもない公演をやってきました。
移動も含めて6日間で4公演、絶対、プロはしない公演です。
そんな無謀な公演を時々しています。
さて、今年、2008年10月、西安での公演を計画していましたが、
なんせタダで出来るわけありません。
いろいろとご援助いただくべく、進めていました。
が、残念ながら実らず、劇団代表の石垣一人寂しく出かけたのです。
と、いっても代表は、『東北大学魯迅プロジェクト』のメンバーとして、
国際学術フォーラムに参加したのです。
日程は、9月18日から26日、西安、紹興、上海と、取材もかねて、
飲み歩いていたようです。はい。
国際フォーラムは、9月22日西北大学で、午前8時半~午後6時、
17名の発表、討論、講評、質疑応答そのあと、レセプションと
体力をつけていてよかったと言っておりました。
石垣代表の講演内容は、
『仙台における魯迅を描く視点、視座をあきらかにし、
そこから魯迅と藤野先生の交流を再構築する試み』が趣旨で、
起点は小説『藤野先生』にある『芋がらの汁』
と、内容はまだ聞いていないのでなんですが、
たいへん高尚な内容でありますが、『芋がらの汁』???
講演では、資料と写真の実物を見せる事で、
ビジュアル的にはよかったようです。
今後の展開としては、
基金などの応募は継続しながら、劇団での公演をめざしつつ、
それがかなわなくても、現地の学生が、『遠い火中国版』を使い、
メインで上演する。
それをサポートとして劇団員が参加する。
などなど活発な意見交換があったようです。