皆の衆、銀の太刀の重みを感じる男…島津義弘である。
決戦から一夜開けた。
我らの戦ぶりを見届けた者達はどのような朝を迎えたであろうか？
わしは…穏やかな気持ちで朝を迎えた。
天下一を終えて色々と思うところはあったが、それはまた後日話そうと思う。
本日我らの向かったのは名古屋城。
見事に天下一決定戦二連覇を果たされた、名古屋おもてなし武将隊の前田利家様、立三殿と共におもてなしに参戦させていただいた!!
平日だというのに多くの「家臣」の皆が駆け付けておった!!
さすが天下一の武将隊じゃ!!
利家様の計らいで天下一の証である黄金の太刀を間近で見ることができた。
そしてこの太刀を得るために様々な重圧があったこと、天下一であり続けるための覚悟など、大変有難いお話を聞くこともできた。
清正殿も申しておったように、もし来年、天下一決定戦の第三回大会が行われるのであれば、我らは今度こそ黄金の太刀を獲る!!
太刀を獲るということ…。
それは全国の武将隊から一目置かれる存在となったということ。
我らより後に誕生した武将隊も数が増えてきておる。
今後は我らもより多くの注目を集め、我らを越えることを目標とする隊も出てくるであろう。
太刀の色を銀から金に変えるために更に歩みを進めて参らねばな!!
「歩」という字は「止まることを少く」と書く。
天下一が終わっても我らの歩みは止まることはない。
まだ目指すべき高い目標があるからな。
天下一の話を心待ちにしておる者もおるじゃろう。
さあ！肥後に帰ったらまたがんばっていこう!!
では本日はこれにて。
皆の衆、明日もよき一日に。
島津義弘