'断髪式'
13年間ずっと長かった髪を
バッサリ切ります！
何度も切ろうか迷っていて、悩んだ結果、グラビアは長い髪の方がニュアンスが出せると思いやめていました
でも今回の写真集はデビューから丸10年
節目ということもあり、スタートの気持ちに戻ってみたくなったんです
自分が思っているグラビアの定義みたいなものをなくしました
そして、せっかく切るなら写真集で切りたいと思い、打ち合わせで提案しました
写真集撮影最終日。
台湾のスイートルームのバスルームで
カメラマンさんは毎年、写真集を撮っていただいている野澤さんです
この時は海パンじゃないですね(笑)
撮影ということで、ゆっくり髪にハサミを入れていきました
初めはドキドキしたけど、だんだん
サクッ♪サクッ♪
という髪を切る音が気持ちよく感じてきました
髪を切りたいという提案と もうひとつ
泣いてみたいという提案もしたんです
グラビアでは笑顔やセクシーな表情はよく見るけど、泣き顔はあまり見たことがないし、私自身 仕事では泣かないようと決めているので、やってみたかったんです
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自分で提案したものの、演技もほとんどした事がないし、楽しいロケの最中に泣ける自信がなく…
泣ける『何か』を持っていこうと思い付きました
その『何か』とは、母からの手紙です
数年前まで田舎で暮らしていた母とは、必ず毎月 手紙でやりとりをしていたんです
約９年間分の手紙は すごい量
まとめて入れてもトランクの１/４が手紙で埋まりましたが、もしもの時の必需品
泣けなかった時はメイクさんに朗読してもらおうと思い、現場にも持っていきました
本番
集中するためにカメラマンさんと私だけの空間を作ってくれたら、自然と涙が出ました
やらなきゃというプレッシャーなのか
髪が短くなった自分を鏡で見てなのか
ごみあげてくるものがありました
現場スタッフの皆さんがいい雰囲気を作ってくれたおかげですね
ある程度、自分で切ったら美容師さんにお直ししてもらいます
台湾のヘアメイクさん
この'断髪式'のためにわざわざ来てくださいました
言葉が通じないので、あらかじめ持っていった写真を見せて、こんな感じにとジェスチャーで伝えました
熊田曜子はショートヘアは似合うのか。
打ち合わせでも課題になり、撮影最終日に断髪式をしたのも、ショートが似合わなかったらどんな写真集になるか心配というのもあったみたいです(^_^;)
そんな心配をよそに手際よくカットしてくださいました
ありがとうございます
このショートヘアのカットは写真集の表紙にも使われました
'断髪式'のシーンや、泣き顔カットは写真集でお楽しみ下さいね
