「節電で浮いた電気料金も募金しよう」と思いたってみた。




くまこの職業は「照明プランナー」。



非住宅(要は住宅以外全部)の照明プランを作るのが仕事です。


最近は担当部署のこともあって、

「省エネリニューアル」のご提案が多いので

省エネ照明器具にリニューアルすると●●Wの消費電力が削減、●●円の電気料金が削減できます!

というふうにカチカチ計算、ご提案しています。



そんな私から節電にも役立つ照明の省エネのマメ知識をご紹介してみようと思います。



※参考:省エネルギーセンターHP



まず、家庭においての消費電力のウエイトがどのようになっているかというと・・・



エアコン 25%

冷蔵庫  16%

照明   16%

テレビ  10%



この4つで全体の7割を占めているのです。


照明と冷蔵庫が同じくらいっていうのは、

意外と思うのは私だけだろうか???



照明はやはり切ることが一番節電になるのですが

どの器具をつけるかによってもかなり違います。



小さいから省エネかと白熱のダウンライトやフロアスタンドのみ点灯する

・・・という間違いも出てくるかもと思って。

消費電力はランプのサイズに比例しないのです




現在家庭でよくつかわれる照明器具のランプは3種類。

省エネ(消費電力が低い)順に並べると・・・



LED<蛍光灯(電球型蛍光灯も含む)<白熱灯




となります。

どれかを最低限点灯するのであれば

白熱電球より蛍光灯、

できればLEDに変えちゃった方が更に省エネで節電できるということになるのです。




たとえばキッチン。




天井の白熱灯60Wのダウンライト2灯をつけるよりも、

手元灯の蛍光灯20Wを点灯する方が省エネ。




その手元灯の蛍光灯よりも

LED電球型ランプに取り替えたダウンライト2灯の方が更に省エネ。

って感じ。・・・わかります???(説明ベタなもんで・・・。)




MRIの資料 を読むと、12件の家庭が60W(電球1個分)の節電をすると

1世帯分の電力に相当するそうです。

(一世帯当たりの冬季の平均的な電力消費を800Wとした場合)




なので、消すのであればまず「白熱灯」。

ダウンライトや洗面所、トイレやお風呂のブラケットに使われていることが多いので、

確認されてみてくださいね。

意外と「玄関灯」がついている家庭も多いので、ここも忘れずに!




これを機に電球型蛍光灯やLED電球に取り替えするのもいいかもしれませんね。

ランプ自体は白熱灯に比べて高額ですが

寿命ものびるし、電気料金も下がるので、結果的にはコストを安くすることができます。




LEDは特に40,000時間の長寿命(約20年は取り替えなしの計算)で

消費電力も白熱灯60W相当の消費電力54Wから10W以下になります。

すごいやつが現れたもんです(笑)




ちょっと難しい話しになってきたのですが

簡単にできることは

できるだけ家族1つのところに集まって少ない灯数で過ごすことも節電になります。




参考にされてみてくださいね。・・・参考になるかな・・・







ここ数日

節電で乗っている電車内の照明が消されたり

デパートの照明が半分しかついていなかったり

街が真っ暗だったり



照明を仕事にしている私にとってはとても勉強になります。




スーパーやデパートの食品売り場のショーケースは真っ暗。
ほとんどの方が商品を手にとって顔に近づけ表示や商品を見ています。


そして、やっぱりおいしそうに見えない。

購買意欲を下げてしまうのです。




やっぱ、食品売り場に照明は必要だわ

(今はもちろん節電が優先だけど、日常的には)




と思う一方




半分照明の消された地下通路やろうかは


これで十分じゃない??このまま半分の明るさで行っちゃったら??


と思うことも。




明るさって人によって感覚が違うから難しいんですが

この停電や節電を体験することで

明るさに対する感覚が変わりそうです。




勉強しつつ

がんばろー。節電。




そして募金!!




東北関東大震災の被災者の方々への応援メッセージ投稿・募金呼びかけにご協力ください ←参加中



ブログ1記事投稿につき100円募金をする、モニプラさんの活動に参加しています。

東北関東大震災の被災者の方々への応援メッセージ投稿・募金呼びかけにご協力ください