絶望しません | 埼玉県北本市の設計事務所 久保田篤正建築空間工房のブログ

絶望しません

赤ワインのつまみはカールのチーズ味・・・街の建築家、

くぼたです。

 

”小学三年生の八割はサンタクロースの存在を信じ、五年生の八割は信じないそうだ。四年生はその境目の悲しい年齢だという。

思うに人生は夢や幻想がさめてゆく過程だといっていい。

親は子に対して、子は親に対して、夫は妻に対して、妻は夫に対して、

税金を払うときは国家に対して、死床にあるときは医者に対して、

そして自分は自分に対して、

それでも大半の人間はふしぎに絶望しない。”

 

山田風太郎先生の言葉である。

 

この夏に着工予定の保育園における申請業務に追われている。

 

 

仮設建築申請、適合証明申請、建築確認申請、特定生活関連施設新築等申請、エネルギーの使用の合理化に関する・・・。(仮設園舎&本園舎)

 

大型案件ともなると、設計業務における時間の大半をこの申請業務に費やすこととなる。

 

空間創造にかけることができる時間とのバランスがあまりにも悪い。

絶望的な気持ちが私を支配していく・・・。

                       

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建築から離れていた友人が今年になって一級建築士を目指す旨の連絡があった。一学年後輩の彼が20年のブランクを乗り越え新たに建築を目指している。

 

建築から離れていた友人と今年になってFacebookを通じ再会した。建築への心残りを口にしていた彼のFacebookには建築、芸術、舞台への情熱にあふれ多くのクリエィティブな面々とのやり取りを心から楽しんでいることが見て取れる。

 

そんな連中の情熱に負けるわけにはいかない。

 

美しい建築を志し、私も決して絶望はいたしません!