M-1準決勝へ行ってきました。
1組ずつ簡単に感想を書きます。
①ナイツ『スポーツなどの時事ネタ』
いつもの言いまつがい漫才を進化させた漫才ではあったけど、ナイツって畳み掛けてないというか、ベテラン漫才みたいなゆったりだから、正直決勝に行くとは思わなかった。
ただ、トップバッターとしては良かったです。
②アーリアン『母親と息子の格闘ゲーム』
アーリアンはよくTLで名前を聞いてたから、期待してた部分はあったけど、格闘ゲームという設定は見せ方としてはアリだと思ったけど、でも所詮『あるあるネタ』だとは思った。
③ハライチ『刑事』
いつもの流れだけど、ここはハマッてた。
言い方というか勢いだけのボケもあったけど、それを引いても良かったと思います。
ハライチは決勝行くだろうと確信はしてましたね。
④千鳥『伝令』
千鳥は準々決勝では違うネタして大爆笑だったみたいですが、千鳥って『関西ではウケる』んだと思う。
千鳥というキャラが認知されてないと多分理解されない。
初見の人には伝令しに行く行かないをただ揉めてるだけにしか見えない。
最終的には行きたくないから切腹するという始末だし…。
千鳥はやっぱりフリが長いんだよ…。
まあここだけの話じゃないけど、『伝令』という題材ならやっぱり殿様に伝えるまでのストーリーを作ってボケを一つでも多く入れるとかしないと…。
だから千鳥は推せないんだよね…。
⑤ピース『発音』
以前からやってるネタだし、盛り上がっていたのは、人気の証。
ただこのネタを評価するなら遅すぎると思う。
僕は除外してたから、決勝発表時には『えっ…』みたいな感じでした。
まあ近くにいたピースファンは番号を聞いただけで奇声を上げてましたけどね。
⑥チーモンチョウチュウ『刑事ドラマ』
ここは個人的には『３文字ゲーム』以外認めてないんですが、このネタも『動くな』推しだし、状況説明はいらないよね…。
あとここはネタが飛んだんでね…。
⑦スリムクラブ『勘違い』
ここは面白かったよ(笑)
見ていて『どんなネタだよ(笑)』って思ったくらいだから(笑)
でも決勝行くとは思わなかった。
決勝発表時には周りは『えぇ～』って感じだったし…。
ここはハマるハマらない人がかなり分かれそうな気はしてます…。
⑧パンクブーブー『犯罪』
まず状況説明がややこしいよ。
パンクブーブーって去年はあれだけ掛け合い漫才がハマッてたんだから、なんで今年もしなかったんだろう？
ウケてたけど、本当に若手がやってそうな漫才だった。
⑨笑い飯『サンタウロス』
『鳥人』と並ぶファンタジーネタ。
確かに面白かったけど、ただこのコンビは２本目があるのか？ということです。
去年のチンポジみたいなネタだけはしないでほしい…。
インタビューで笑い飯は決勝では『鳥人』と『チンポジ』を合わせた『チンポ人』をやるって言ってて、アナウンサーが真剣に『それは宣言ですか？』聞いたら『やりませんけど』って言ってたが、もし決勝でやったら、僕は笑い飯を見直すね。
チンポジなんかより、『革新的』だし『破壊』だよ。
個人的に笑い飯は漫才は好きだけど、笑い飯としてはそこまでって感じなんですね。
多分そういう層は一定数いるから、M-1での笑い飯に期待してる人は多いのに、笑い飯のライブのチケットが売れないんだと思う。
『笑い飯のネタ』は面白いけど、『笑い飯』として面白くならないといけない。
⑩マヂカルラブリー『願い事』
まあ要するにドラゴンボールネタですねw
スゴイベタな漫才でした。
でも最後『死ぬ』ネタを入れてたから、僕は採点を少し低くしました。
ただスリムクラブを上げるならマヂカルラブリーを上げてほしかったのが、正直な気持ちです…。
⑪笑撃戦隊『キャバ嬢になる』
う～ん面白いとは思うんだけど、微妙だったなぁ…。
⑫我が家『ツッコミは俺が巧い』
準々決勝では坪倉さんを無視した漫才を披露してたみたいだから、そっちを見たかったけど、ただどっちにしても我が家というシステムを分かってないとハマらないとは思います…。
⑬プリマ旦那『僕がハゲたら』
M-1でハゲネタは見たけど、あんまりM-1では見たいとは思わないよね…。
「ライブで見たい漫才」と「テレビで見たい漫才」と「M-1で見たい漫才」はそれぞれ違うんだという認識が低すぎる…。
⑭ジャルジャル『コンビニの店員』
初めて見るネタだけど、やってることは昔と変わらないネタでしたね。
まず「コンビニ店員」関係ないし、別にどんな題材でも当てはまる感じでしたね…。
でも人気があるとはいえ、盛り上がってたからね～。
ピース同様評価するなら、もっと早いほうが良かった。
ジャルジャルは２回戦でも『あ』を言わないといけないのに『う』を言うみたいなネタしてたし、『おまはん』とか発音系が多い気はしてる…。
ジャルらしいと言えばそれまでだけどね。
ジャルに関してはネタ番組では見たいネタだけど、決勝で見たいネタだとは思わなくて除外してたからね…。
あとネタの最中に『(ネタの内容)知ってるもん』とか『稽古したから』とか言わなくていいと思う。
ああいうことを芸人から言われるとテンション下がる…。
だってジャルジャルだけしてるわけではないからね…。
今回のジャルのネタもそうだけど、「ジャルジャルを知ってることが前提」なんだよね。
さすがにジャルジャルはまだテレビでそういうネタして、万人にはウケないと思う。
あれを初見の人が理解するのは難しいですよ。
まず何が面白いか？と聞かれても説明ができない。
今回のネタを「最高傑作だ」って褒めてた人がいたみたいですけど、個人的には「英会話」の方がバカバカしくて面白いよwww
「英会話」なら、まだ分かりやすいと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=Tqo7FBRB_9k
⑮磁石「女性に声をかけたい」
去年とコンセプトは同じネタ。
ここは槍ボケ好きだよね～。
ウケてたけど、『う～んどうだろう』とは思ってはいましたね…。
⑯囲碁将棋「寝れない」
前半は下ネタだったから、ちょっとどうかな？とは思ってたが、後半巻き返してて、僕も笑ったけど、決勝は難しいとは思いました。
⑰タイムマシーン3号「最近の教育」
ここは本当に盛り上がってたし、ウケてた。
個人的にはタイマの漫才は「M-1で見たい漫才」だって思ったし、絶対に当確だと現地組は思ってたのに、落ちたということは、タイマは相当高いハードルをくぐらない限り決勝には行けないんだろうか？
敗者復活戦で爆笑を取っていただきたいです。
⑱ポイズン『英語』
ここもサンデー推しだったね…。
ここは去年の敗者のネタが面白かっただけに残念ではありましたね…。
⑲ウーマン『バイトリーダー』
ここは鉄板ネタを持ってきてくれて嬉しかった。
決勝メンバーに選ばれなかったのは残念ですが、敗者で頑張ってほしいです。
⑳モンスターエンジン『言いたいことを言う』
本当に言いたいことを言ってただけ…。
ここは本当に面倒くさいというかひねくれたネタ持ってくるなぁ…。
21.カナリア『輪唱』
ここもウケてたけど、個人的にはハマらなかったから除外してたんで、まさか決勝行くとは思わなかった…。
なんかカナリアって昔から自分の中では評価が上がらないんですよね…。
22.東京ダイナマイト「クレーム処理」
また喋りながら出てきた（笑）
面白いけど、でもやっぱりシュッとしてた。
東京ダイナマイトでさえ勝ちたいんだよね。
それがM-1なんだよ。
23.ゆったり感「告白をあいうえお作文」
前々から思ってるけど、あいうえお作文はやっぱり古臭いよ。
Ｗコロンが謎かけをＭ－１の決勝でするのと、同じだと思うよ。
24.銀シャリ「ABCの歌」
鉄板ネタで決勝に進出したんだから、ぜひ決勝でも爆笑取って下さい。
まあ銀シャリなら2本あると思うしね。
長々と書きましたけど、最後まで見ていただいてありがとうございました。
twitterでも、同じこと呟いたら、どうも僕の採点は厳しいみたいです。
多分それは母親の影響もあるんだよね…。
母親に「何が面白いのか？」って真顔で聞かれてるんで、説明ができないのがスゴイ歯がゆいんだよね…。
だから理由を説明しなくてもいいネタを決勝では見たい。
僕はM-1に限らずだけど、生でライブを見る時は必ずテレビ画面を浮かべるんですね。
それを頭に浮かべながらネタを見てる。会場にいる感覚というより、家で見てる感覚で見てる。
だから僕の中で「決勝で見たい＝家で見たい」なんですよ。
やはりお笑いは大衆文化だから、お笑いをそんなに見ない人が見ても笑えるようなネタを見たい。
だから『革新的』とか『破壊』なんかよりも『分かりやすさ』は僕の中では大事。
そういう漫才がM-1では優勝するんだと思います。