M-1グランプリの2回戦大阪に行ってきました。
結果はもう出てると思うので省きます。
今回base組の有名所が前半に集中してました。
前半盛り上がったかと聞けば、爆発的な面白さはなかった。
というか『受かったけど大丈夫なのか?』って思ったくらいです。
有名所から言うとジャルジャルは『発声』
「あ」と言う所を「う」と言ったりするネタなんですが、『本当にこれで決勝行くつもりなのか?』と疑ってしまう。
ネタが地味すぎるわ、世界観が狭すぎる。
ここは正直2回戦で落としてもよかったと思う。
千鳥は『顔の表情』
面白いと思うし、さすが過去に決勝進出しただけのことはあるコンビですが、ただ千鳥の場合は今回のネタも決勝でやったら視聴者は『?』だと思う。
もう千鳥は壁を超えない限り決勝は無理だと思います。
モンスターエンジンは『尊敬する先輩』
前々から言ってますが、状況説明は無駄だから止めてほしい。
これが10分20分のネタなら、多少の説明とか理屈はいると思うんですよ。
でも3分・4分だとむしろ邪魔。
説明を入れるくらいなら、ボケを少しでもたくさん入れてほしい。
天竺鼠は『腹立つこと』
漫才だと1本しか多分やってないと思うんですけど、いつまでこのネタを引っ張り続けるつもりなのか?
ここも落としてよかったと思う。
クロスバー直撃は『コンビニにあった店員』
これは確かNHKの漫才の予選会でも見たぞ。
そこで評価されなかったネタを披露する時点で疑う。
これはクロスバーだけではなく、ちょいちょいそういったコンビを見ました。
他の賞レースで評価されなかったネタを披露するのは勘弁してほしい。
NHKで評価されなかったものをM-1で評価されるわけがない。
ガスマスクガールは『よく喋る関西に住んでる東北人』
コントとハッキリ言ってやるのは構わない。
でもダラダラ喋りすぎ。
スーパーマラドーナは『新ネタの台本を書いた』
これも前見たしなぁ~。
漫才アワードで2位の実力者だし、僕は田中さんのキャラを全面的に推すべきだと思う。
プラスマイナスは『当たり屋』
面白かったし、舞台を大きく使ってた点は評価しますが、それ以外の評価が付けれない。
つまり抜きん出てはいないということです。
ソーセージは『いじられキャラ』
ここはリアルすぎて引くんだよなぁ~。
ソーセージに限らず、相変わらず『死ね』だの言ってるコンビがいました。
キャラで生かしてたコンビもいましたけどね。
まあ少なくともM-1は全国ネットで茶の間に流れるという自覚が足りなすぎる。
ライブだけでウケるなら、別にbaseだけでやればいい。
span!は『腹立つ店員』
のろしは『好きな子と付き合いたい』
今回span!がトリで、のろしはトリの前々でした。
この2組はテンポが良い。
正直見ていて楽しいです。
ただ今回のネタが決勝レベルかと聞かれると正直悩みますね…。
だからこの2組は鉄板ネタを疲労するべきだと思います。
でも2組に限らず、スマイルやおしどりもそうですが、個人的には安心するんですよ。
分かりやすいし、自分達のするべきことをちゃんと分かった上で盛り上げてる。
そういう芸人は強いと思います。
スマイルは『怖い話』
確かによしたかさんのキャラを生かしてた。
ただツッコミの際にも言ってますが、話に無駄が多い。
ネタは要するに「よしたかさんのエピソードトークが下手」なんですね。
瀬戸さんの「そこ入る?」みたいなツッコミは、僕も「そこは入らない」って同時に思うんですけど、これは共感ではないんですよ。
本当に入らないんですね。
結局そこで流れが止まるんです。
ボケを生かしきれてない。
おしどりはいつも通りというか、針金ネタではなかったんですけど、パントマイムとか動きのあるネタで、いつものメルヘンもあって、おしどりらしさが十分に出ていました。
安心して拝見させていただきました。
和牛は『大事な人の為の歌』
ここは漫才は巧いと思うので、新ネタでぶつけてほしかったですね。
コマンダンテは『キャリーバック』
ここはじわじわ笑いがくるんだけど、やっぱり決勝ではあんまり見たくないよなぁ~。
モストデンジャラストリオとかっとばせ!エヴァンゲリヲンズ、サーティファイブに関してはなんで受かったんだろうね(笑)
この3組は全力投球でした(笑)
モストデンジャラストリオは普段通りなので何も言いません(笑)
かっとばせ!エヴァンゲリヲンズはネタの構成的にガリクソンのピンネタを2人でやった感じですね。
つまりピンでも多分できます(笑)
一番笑ったのはアスカの『あんたバカァ~』が『あんたバカねオホホ』になってた所ですね(笑)
「そっち」って思ってしまいました(笑)
サーティファイブは三枝師匠のお弟子さんの外人とリー5世とのコンビ。
いやぁ~笑いましたね。
特にリー5世の『外人が「日本大好き」と言ったら負け』にはね(笑)
伊賀忍者は新喜劇の即席コンビでは一番良いと思ってるので、まあ突破に不満はないかな?
まあ3回戦では落ちると思いますが…。
サンバルカンはキャラはいいけど、やっぱり説明が長い。
フリータイムはなんで受かったんだろう?
聞き間違いはサンドの方が巧いだろうしね…。
ななまがりはキャラは良い。
キャラで死骸ネタを封じ込んでたんだけど、ただあれは決勝では見たくない。
サンドウィッチマンで思い出したんですが、マンハッタンというコンビが風貌がサンドそっくりで、しかもネタが『街頭アンケート』で、構成もちょっと似てたんですね。
最初アマチュアだと思って出番表見たら吉本で、『えっプロ!!!』って本当に呆れました・・・。
ここだけではなく、明らかに風貌がえんにちそっくりなヤクザ風のコンビがいたり、『心霊写真』のネタがソラシドとあまり変わらないクオリティだったりと、『いくらなんでも研究しなさすぎじゃないの?』って思った。
アマチュアじゃなくプロが堂々と形をパクるな!
自分たちのセンスだけでなんとかなるなら、とっくに売れてるよ。
売れていないということはセンスだけではどうにもならないんですよ。
それはやっぱり他のコンビをたくさん見たりとか、それなりに研究は必要だと思うんです。
大阪の芸人はしなさすぎてる。
「M-1の傾向と対策」みたいなことを考えずに、突っ走るなんて無謀です。
オフクロワークスはボケのキャラは良かったかな?
アイロンヘッドはずっと相方の真似してて、小道具とか使っていて面白かった。
もう僕の中では小道具とかコスプレをした時点でテンション上がってしまうので(笑)、採点はあまくなってしまうのかもしれませんね。
特に大阪芸人はそういう方はあんまりいないので・・・。
命果てるまで。も兵隊(?)のコスプレで雑誌ネタがドカンドカンとウケてましたけど、ネタは確かに僕はハマりましたけど、まあこのネタも小手先といえば小手先ですね。
ミルクボーイも個人的には小手先だったなぁ~。
タブルアートは前がデブのコンビだったので『デブ続きます』で掴んだのはプロでしたけど、そこだけでしたね。
チキチキジョニーは相変わらずキャラは良い。
ゴリラーズは元バンパイアの顎の人が新しい相方とのコンビ。
ゴリラーズは仮の名前らしいです。
キャラはまあ抜群ですね。
積乱雲はちょいちょい小ボケがあったくらいかな?
金属バットは言い方だけという印象かな?
アンダーポイントがさっきも呟きましたが、ソラシドとそう変わらないネタのクオリティ。
長崎・いくらはツッコミが面白かった。
ピートラスは『強い者に変身』
最初は面白いかったけど、途中から『なんでそれが強くなるんだろう?』と思ってしまった。
あと個人的には落ちたけどビコーン!という吉本の芸人がいたんですが、今後次第ではキンコン、ノンスタ、span!の流れに巧くハマるんじゃないかな?
今回は落ちたけど、次回以降に期待したいですね。
予選を振り返ってみると、アニメのシーンを再現するとか、twitterで『○○なう』に、なぞかけ、デブネタ、「彼女は欲しい」とかデート・ナンパ関係、「かくれんぼ」などの昔の遊び、あと不良の生徒や接客も少なからず1組は必ずやってました。
あとネタ飛びは毎年いますね。
あれは見てる側としては『頑張れ』って思ってしまいますね。
でもジャルやモンエンなどのbaseレギュラー組がイマイチなのはなぁ~。
近くのお客さんが『モンエンは何がしたかったのかイマイチ分からんかった』とか言ってたしなぁ~。
笑い飯がどうなってるか生で確認しないと分からないけど、最悪決勝は大阪からは笑い飯1組って可能性あると思う。
正直この回はレベルが低かった。
僕が今回大阪2回戦を見に行った理由は
①東京予選に行こうとしたら、もう夜行バスがなかった。
②span!、のろし、モストデンジャラストリオ、かっとばせ!エヴァンゲリヲンズ、サーティファイブ、おしどりを一度に見れる。
③この回はbase勢が多数出演しているので、今の若手のレベルがわかる。
でした。
今回見てやっぱりほとんど文句しか出ません。
なんでここまでレベルが落ちたんでしょうね・・・。
3回戦以降は僕は日程の都合で東京のみになりますけど、大阪行けてたとしても正直行く気になれません・・・。
去年の大阪2回戦でもそれなりに感じていたことではありますけど、ちょっとこれはひどいです。
今年から準々決勝が創設され、準決勝が東京のみになったことを考えてほしいです。
あと帰ろうと会場を去ろうとしたら、後ろでアマチュアで出場していた女の子が泣きながら電話してたのが印象的でしたね…。
悔しかったんだと思いますが、また来年も舞台に立って漫才してほしいです。
僕は舞台に立ってネタを披露する時点で、もう尊敬してますからね。
僕にはできませんから…。