田舎の甘納豆赤飯 |    遠い目の食いしん坊

田舎の甘納豆赤飯

赤飯甘納豆 私の甘納豆入り赤飯好きは 過去記事( http://ameblo.jp/kuishinbou/entry-5a6e87b2999bfc298e81785eb07e2b96.html ) でも何度か書いてきた。 痺れを切らした私は、実際に「甘納豆赤飯もどき」をこしらえた事もある。 

今回の帰国では、やはり本場のが食べたかった。 


道東行きの長距離バス ステーションの売店で おにぎりを物色してると、、、


あったあった!あるあるよ~~ ありました!


家庭で作るものよりは若干、品が良すぎるような感じの甘納豆赤飯おにぎり。(画像上

 綺麗にまん丸なおにぎりには 満遍なく黒胡麻が付着している。 ご飯部分は常識の「食紅色」。 そして、その中央部分には まるで印籠の紋章の如く、甘い大きなつぶらな金時甘納豆が鎮座。 品が良すぎる!甘納豆は無造作に入ってくれてるのがいい。できたら つぶれてもち米に混じってくれるくらいがいいのに。

一口食べると しっかり塩味のもち米が程よいムチムチさで、噛むごとにかすかに甘さを感じる。 そして甘納豆にいくと嬉しい甘さがどどーんと。 ・・・おいしい。


田舎の朝は、早い。 朝4時過ぎに皆起きてる・・・汗)

北見のおじさん(ばあちゃんが住んでいる)の家での朝は、外のシンクでタオル片手に洗顔、歯磨きで始まった。 家の中に洗面所が無いわけではないけど、外にも洗面所らしき場所があるので、 思い切り田舎っぽい事をしてみたかっただけだ。 

おじさんの家からは 隣近所は見えない。この辺の丘、山は ばあちゃんたちの土地。 裸でいようが、外で五右衛門風呂に入ろうが(昔そうだったの。。怖かった・・) 誰にも気づかれる事はない。そんな環境で 外歯磨きが何であろう。 ノーメイクの顔を誰に見られるというのだ。

旦那、私、娘で 無理やり屋外洗顔、歯磨きをして デジカメで撮影する私たち3人。 遠くで呆れておじさん おばさんが見てたかもしれない。 

田舎の朝は清々しい! エンジョイ!


赤飯2

朝から 「アメリカからの食いしん坊に 甘納豆赤飯を炊いてやれ!」 というおじさんのはからいから、おばさんが炊いてくれた。(画像) 甘納豆は 若干小さめのもの。 金時より小さいが、アズキよりは確かに大きい。 綺麗な濃い目のピンクに染まる赤飯に ごま塩をふりかける。 地物の信じられないほど甘いトマトと 畑から取ってきたばかりの アスパラとレタスのサラダ。 おじさんが漬けたという こだわりの沢庵。 質素なんだけど満足の朝。 バスの出発前に 私は、おばさんにリクエストした。


「おばさんのお赤飯すごく美味しいねー。 おにぎり2つ作ってね!」


ずうずうしかっただろうか・・・でも、道中食べたかったのだ。

バスに乗り込み、おにぎりを広げると、隣席のパパンが 「おれも赤飯のおにぎり欲しかった。」 などという。


「それなら そーと もっと早くいってよー。これ私のなんだから~」


でも、一口かじって、残りの一つ半をあげた。

だって私、北見東急デパ地下で買った ドデカイお弁当も実は持ってたんだもん。


<甘納豆赤飯>

もち米・水・食紅・甘納豆・ごま塩

<作り方>

もち米を食紅1,2滴いれた水で炊く。炊き上がったら 甘納豆をいれて蒸らす。

食べるときにごま塩をふりかけてたべる。

(炊き込むときに甘納豆をいれてもOKです)