江戸時代の町並みが、今も色濃く残る町に豆田町 の細い路地にひっそりと佇む宿【風早】 へ
緑が眩しいエントランス
お部屋数はわずか6室という こじんまりとした宿 静かで落ち着けます
くつろぎのスペース リビングはこんな雰囲気
お部屋に通され 胡麻団子を頂きました
入浴後は 散歩の時に立ち寄った 江戸時代より続く酒屋【薫長酒造】
のお酒を頂きました
ゆるりとした時間が流れ 夕食処である【秋子想】
(ときこそう)へ
江戸時代文化10年(1813年)に酒蔵として建てられた空間を改築したという食事処は 天井が高くクラッシックな趣
≪季節の前菜盛り合せ≫
冬瓜の翡翠煮 筍の南蛮漬け 蕗の当座煮 芽ひじきの白和え
ワラビの御浸し・ジュンサイのゼリー寄せ・丸十芋の蜜煮
牛蒡豆腐
ほうれん草の御浸し
山桃の寒天・キャベツの砧巻き
裏白椎茸・蚕豆
どれも仕込みに手間隙かけたであろうお料理
≪白ワイン≫を楽しむには十分でした
ここからは洋食のお皿
≪紅芯大根のゼリー寄せ トウモロコシのムース添え≫
ピンク色が美しい仕上がり しっかりと大根の味わいが感じられます
トウモロコシのムースは滑らかで甘味が強く感じられ 炙られた粒がお味のアクセント
ズッキーニでくるんであります
≪鮎のカブイフ包み トマトフォンデュと大山産バジルで≫
鮎には小麦粉で作られた 糸状のカダイフが巻きつけられて
パリパリの食感が楽しめます 濃厚なトマトフォンデュやバジルソースとの相性も良し
イタリア料理であるかの一皿
≪新玉葱の冷製ポタージュ≫
とことん玉葱に火を通した オニオングラタンスープも好きですが こちらも玉葱の甘味を感じるクリーミーなスープで美味しかったですよ
前菜が盛り沢山でしたのでここまでで ずいぶんと出されたように感じました
≪白身魚のポアレ バンブランスープ≫
バンブランソースとはエシャロットを炒め、魚のだし汁を加えたベースに白ワインを加えて煮詰めたもの
生クリームやバターなどを加えて仕上げるそう
淡白な白身魚にグッとコクを加えるソースは 添えられたパンにつけて
お皿に残す事なく頂きました
≪自家製胡麻ドレッシングのサラダ≫
これでもかというぐらいたっぷりの胡麻が頂けました
≪和牛サーロインステーキ 林檎ソース≫
サーロインにしてはとても柔らかい和牛を ほのかに甘味を感じるソースと共に
お食事は
≪天領米≫
ピッカピカのご飯は 炊き上がりも素晴らしく おかわりしたいぐらいでしたよ
≪味噌汁≫
≪香の物≫
≪デザート≫
≪珈琲≫
レストランは25年前に開業
豆田の旧家に残る江戸時代の献立が記された古文書を参考に、当時としては珍しかった和洋折衷のメニューを再現されたそうです
洋食お料理に加えられた自家製ソースは特に印象に残りましたね
和食の前菜からはじまり 洋食フルコースが味わえ 最後はご飯と味噌汁で・・・ といった コースは欧風懐石と名づけられ 多くの人々の舌を満足させていることでしょう