早稲田大学学生のナカムラ君、慰安婦のおばあさんに謝罪 | 気になる映画とドラマノート

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 本日8月24日つけの朝鮮日報オンラインによると、早稲田大学の学生のナカムラ君が、元慰安婦のおばあさんに謝罪したという。

  朝鮮オンライン

 じつは私自身、長い間、日本軍は従軍慰安婦という非道なことをしたんだ、と本当に思っていた時期がある。

 今では考えが変わったので、ナカムラ君のような行動はさほど、バカとも思えない。無理も無い勘違いなのだ。

 というのも、日本政府のしかも自民党時代の河野談話が「強圧による等、総じて本人の意思に反しておこなわれた」と言っており、その後の政府はすべて「河野談話を踏襲する」と言っているのだから、国会で自民党が民主党を批判する様子を観ていると、「よく言うよな」と思える。事なかれ主義で韓国の人々に勘違いする種を作ったのは、自民党自身ではないか。そして、村山談話は「殖民地で御迷惑をおかけした、と言っているのだから、心やさしい学生のナカムラ君が謝罪しても、なんの不思議があろう。

 わたし自身は、「世の中から「風俗」がなくならないかぎり、社会はよくなったといえない」なんてこども心に思っていたことがある。いまでも、基本的には、正しすぎて言うのもはばかられるほどこれは本当の観方だろう。

 ただし、平和な時代に世界中に、(残念ながら)貧しい女性を中心に、風俗というものがあるけれども、この場合、まず例外なしに、本人は「出来ることならやりたくない」仕事のはずなのだ。そして、戦争中も「風俗」というものに、貧しい女性は従事せざるをえなかった。それは、日本にかぎらず世界中同じで、韓国人自身キーセンやらおめかけさんと言う形で女性を貶めてきたのが偽らざる現実だ。では、これが特定の時期の「政府が謝罪すべきことなのだろうか」もし、そうだとするならば、全世界の政府は自国の風俗産業で働く女性に道義的責任と金銭的な賠償をすべきだということになるのではないか。

 韓国国内のMBCニュースなどを時々観ていると、韓国の女性はいま、オーストラリア、日本、アメリカなどで、非常に多数の売春婦が出稼ぎに出ていて、各国の顰蹙を買っている、と韓国のメディア自身が、報道している。もし、日本の女性が不況で外国に身を売るために多数、出稼ぎに出て行っていると報道されたら、日本人ならば、いじめ報道やリーマン・ショック後の失業者の急増に胸を痛めたように相当に問題として取り上げられるだろう。ところが、韓国ではそうした貧しさからの風俗の女性たちの立場への同情的な姿勢が見られない。それでいて、日本批判における「慰安婦問題」は、当時の「貧困層の女性が生きるためにせざるをえなかった仕事」とはとらえず、ひたすら「日本の強制連行」という解釈を取ってやまない。

 こうした韓国のとんでもない勘違いを、河野洋平は助長する談話を発表し、その後も、歴代日本政府は踏襲するといい続けている。