栄光のジェイン 2話感想 その3 | 気になる映画とドラマノート

気になる映画とドラマノート

厳選名作映画とドラマを中心に、映画、テレビ番組について、思いついたこと、美麗な場面、ちょっと気になる場面に注目していきたいと思います。

 「栄光のジェイン」を見ていると、涙がぽろぽろ落ちてきて、目かすんでくる。

 ジェインは孤児院で育って、一歩一歩努力して、準看護士になる。

 そして、正看護士の国家試験を受けるその前日、勤めている病院を退出して終電に乗ろうとした時、「RH-O型」の
血液が不足しているという緊急の院内アナウンスを聞く。

 ジェインは迷わず自分の血液を提供して、終電に間に合わなくなる。

 始発に乗れば間に合うから大丈夫、と病院に泊まるジェイン。しかし、ゆっくり眠れなかったためか、ジェインは遅刻してしまう。

 が、「最後に勝つ者は善人である」という言い伝えそのままに、ジェインはくさらない。そして、誰にもそのことを言わないで胸にしまっておいて、なんともない、すずしい顔をしている。

 これは、まさにキム・タックの女性版と言っていい、未来の人間像を作者がわたしたちに提示してみせた珠玉の作品だ。パクミニョンはこの女性を絶妙の表情でこの役を生きている。


気になる映画と韓国ドラマと日本の大河ドラマノート