そこで、跡継ぎが問題になる。頼家の息子、いちまんを押すのが、頼家の妻の実家の比企家で、頼家の弟せんまんを押すのが、北条家だ。せんまんは北条政子と頼朝の子だから、比企家とは、血筋ではないからだ。
せんまんは、歌人として歴史に残る源実朝だ。（太宰治も「源実朝」を書いている。
しかし、最近朝鮮の李氏王朝のドラマを見て、兄弟親戚同士がよく殺し合いをするなあと思っていたら、やはり日本も、徳川時代より前は、兄弟親族間の血の抗争は珍しくなかったようだ。
この回で、興味深い場面は、藤原定家が登場して、現実に背を向けた芸術だと批判される場面だ。
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