西宮 宮廷女官キム尚宮を見終わった | 気になる映画とドラマノート

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イヨンエが出ているから、イヨンエが主役かと思ったら、なんだか違うみたい。とは言ってもこの物語、最初は間違いなく、イヨンエ演ずるキムサングン
韓流ときどき日米 チャングムの誓いに出ていたこの子がなかなかいい演技をしていた。



の子供時代から始まってえんえんと子供時代に10時間はかけているのだから、主演と思って当然なのだが、奇怪なことに、最終回ではイヨンエ登場シーンは、5分もない。


 しかし、おもしろくないわけでもない。やめられないとまらない感じでとうとう6時間連続で見てしまったのだ。結局これはキムサングンを描いているにはいるが、何のドラマかというと、カンヘ王とその時代、といったようなもので、内政と外交、そして王家の争いを次々に詳しく叙述したドラマで、キムサングンという女性を画いているわけではない。


 とにかく美術的にはまるでいいところはないが、政治家の権謀術数は面白いので、まったく女性受けはしそうもない。間違って借りると、腹立つだろうな。


 だいいいち、普通の感覚なら西宮って言う題名なので、キムサングンが西宮かと思えば、最終回直前になぜ、西宮という題名かがわかる。カンヘ王の母親とカンヘ王が対立して、カンヘ王が母親を王の母という公式の資格を奪って、西宮と呼ぶのが由来だった。

 じゃあなんで、キムサングンの子供時代をえんえんと描写したか、変なのだが、おしん的苦労話をねらったのかな、としかいいようがない。しかし、そういう奇妙な構成上の破綻はあったものの、なんだかんだ言っても、おもしろく、次から次へと見れたおかしなドラマでした。


韓流ときどき日米 イヨンエさんにしたら、廃盤にしたいのでではないでしょうか。すさまじい恐いキャラクターでした。