きょうは朝から、ソドンヨを見てわくわく、仕舞いには大泣きしました。
まさか、こんなに面白いとは。スター・ウォーズとか、インディ・ジョーンズに似た人間模様と神話性、話の展開の早さがある。
モンナス博士
真相をいえず、苦しむヨンガモ
この人もかなり気の毒で、恋人ヨンガモと結婚しようと思っていたら、ヨンガモは踊りの練習中に王様にいきなり抱かれてしまう。ヨンガムは真相をいうと、王は失脚するし、自分は殺される、みごもった子どもも殺されるので、モンナスに事情を話せない。モンナスはそれをも、許すから一緒に暮らそうというのだが、ヨンガモは躊躇する。モンナスにしてみれば、結局一番愛する人と最後まで暮らせず、真相のわからないまま、誰の子どもかわからない子どもを託されてしまう。これはたまらんなあ。
この場面がすごい。モンナスに一人息子チャンを託して、たったひとり残るヨンガモのむなしさを監督も、女優イ・イルファもものすごいリアリティで描いているので、情感がせまってくる。市場でみんな騒がしく、楽しそうにしていても、自分だけはひどくむなしく孤独だというのだ。