天才ファンジニは、凡人にとって何か作者は主人公ファンジニの脇役に感動的な役回りを与えている。 都のヘンシにとってチンギの才能は天才的なものであることは言うまでもない。そして、自分も自分の弟子も凡人であることも疑問の余地がない。しかしながら、凡人である自分も弟子プニョンもどんな悪あがきにせよ、決してあきらめず、修練してきたこともまた、誰も否定できない。そして自分がかわいいと思うのは長いあいだ手塩にかけて教え込んできたプニョンだ。 天才ファンジニは乗り越えるべき大きな山なのだ、と。