「セルフィッシュ!!!」
クボケンさんの部屋にある
録画機器torne(トルネ)、
そしてパソコンが
何故か正常に動かない!
果たして何が起こったというのか!?
これは悪魔の呪いなのか!?
はたまた敵の仕業なのか!?
「あらすじがナレーションベースで処理されましたね」
「ところでクボケンさん達はもう落ち着きましたか?」
「………」
「………」
「す、すごい!
落ち着きすぎていて無我の境地だ!」
「「って、なるか~!!」」
「大体ワシのPS3が悲鳴をあげておったんじゃぞ!
これは一大事じゃぞ!」
「ボクだって楽しみにしていたラジオが
録音できなかったんですよ!
それも単なる失敗ではなく
パソコンの電源が勝手に切れているんですよ!」
「てか、電源もうまく入らないんですよ!
これが落ち着いていられますか~~!」
「えぇ!?電源まで入らないんですか!?」
「やっぱデジタルオバケの仕業じゃ~!」
「わ~~!逃げろ~~~!!」
「完全に現実逃避して
「にしてもこの部屋蒸しますねぇ
それでは聴いてください
『真夏の暑さで機械がブレイク』」
「……!」
「「それだ~~~~!!」」
「むむぅ、そいつは盲点じゃった…」
「何で今まで気付かなかったんでしょう?」
「え?どういうことですか?」
「つまりPS3もパソコンも
この部屋の暑さで熱暴走を起こして
機械が不調になったのだよ!」
「要するに…」
「犯人はオバケではなく
この暑さだったんですよっ!警部!」
「なな、にゃんと!」
「もう、なに探偵ごっこしてるんですか?
それにしてもスキカシオさんが
それを暗に教えてくれたんですね」
「いや、本当に単に暑いんで
曲を思いついただけですから…」
「要するに…」
「…ごめんなさい、よくわからないですが
「じゃあクボケンさん、暑いですし
「おうよ!
ガッテン承知の健介!」
「……はい?」
「???」
「あの、ふざけてないで
早くしてもらっていいですか?
機械がドンドン壊れちゃいますよ?」
「あああ!そうだった~~~!」
「よし!じゃあ気を取り直して!」
「スイッチ~~オ~~~ン!!!」
………
「……?」
「……?」
「つかないんですけど~!」
「そ、そんなはずはないじゃろ!?
よく見てみるんじゃ!」
…………
「やっぱ動いてない~~!」
「ク、クボケンさん!
これリモコンの電池が点滅してますよ!」
「………」
「それだ!」
「『それだ』じゃな~~い!
早く電池交換せ~~い!」
数分後…
「よし!電池交換完了!
今度こそいきますよ!」
「スイッチ~~
オ~~~ン!!!」
………
「……?」
「……?」
「やっぱつかない~~~!」
「「ええええええ~~~!」」
暑さのためか
はたまたデジタルオバケの仕業か
エアコンまで壊れてしまった!
「暑さを解消するエアコンが
暑さで負けるってどうなのよ!?
ていうか、
クボーケンに全然変身してないけど
それってどうなのよ!?」
という読者様の声が聞こえてきそうですが
そんなことは何処吹く風。
無風の蒸し暑い部屋がそこにはあるばかり…
さぁ!
果たして原因は何なのか!?
クボケンたちは
問題を解決することが出来るのだろうか!?
迷探偵の汗の戦いが始まる!
続く!