またまた動物園一日飼育体験へ<後半> | くーとモネのお気軽な毎日2

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ミニチュアダックスのくーとモネの日常を綴った日記です。

 昨日アップした続きです♪


動物園はサービス業と思われがちですが、実は「教育普及支援業」というカテゴリーになるそうです。
役割もレクリエーションの場を提供するだけでなく、「調査・研究」「自然保護」「動物や自然環境について学習する場」と
多岐にわたっています。

ムツアシガメの食事風景を見学したあと、バックヤードへ行った私たちは、意外な一面を見ることになりました。

裏では、表の展示場にいるカメたち以上にたくさんのカメが暮らしています。
というのも、海外で絶滅危惧種が売買されているものが日本に密輸され、税関などで見つかったものを
原則はその国に返すそうですが、一緒にいた別の種類のカメが持っている病原菌などが原産国で発症していない
場合は容易に返す訳にもいかず、結局動物園にやってくるそうです。

バックでは希少な種類のカメの繁殖の研究もされています。たくさん卵がふ卵機に並んでいました。
カメっ面白くて、お酢になるかメスになるかは、そのふ卵機で過ごした温度によって決まってくるそうです。

何度の時にどっちが生まれるかは種類によって違うので、毎日細かいデータを取り研究されています。
そのせいかもあり、日本で初めて繁殖に成功。数を増やして、ほかの動物園でも展示できるよう、いま頑張っておられます。


と、まぁ難しい話はこの辺りで。このあとお昼時間。
女5人揃うと不思議と話がはずむものです。(^^♪ 持参したお弁当を食べながら、また別の楽しいひととき。


朝は青空だったのに、午後から曇りの予報。飼育体験が終わったら写真を撮りに行こうと思ってたのに・・・。
お昼休みがまだすこし残っていたのでカメラを持って園内を急ぎ足で回りました。



午後からは「スペシャルガイドツアー」の時間。担当しした動物以外の動物を担当している飼育員の方から
話を聞きながら見て回るというもの。
去年は啓蒙活動のポスターを作ったんですが、絵心ない私には、こちらの方が何倍も楽しい♪


赤チームまずは「猛獣舎」へ。
去年はトラ・ライオンの担当だったので、何だか懐かしく感じました。




 



 バックヤードから動物たちを観察。
私たちが行くと、表をうろうろとしていたトラさんがやってきました。

太くて立派な前足でしょ。
こんなに間近で動物たちを見ることができるのも、この一日飼育体験の楽しみのひとつでもあります。


隣のライオン舎では
「誰だ? お前らは」と言ってるかのような顔つき(笑)



 
 トラ、ライオンの特徴について話をしていただきました。




お次は「タナゴ舎」へ(写真なし)
ミヤシタナゴという魚がいてむかしは関東地方のあちこちにいたそうですが、宅地化が進み
住むところがなくなってきて、今では絶滅危惧種です。

マツガサガイなどの二枚貝の中に卵を植え付け、稚魚は20日ほど貝のエラの中で過ごすというユニークな魚です。
貝と魚がセットにならないと増えないだけではなく、その貝は小さい時にハゼに寄生していないと
生きていけないという点がタナゴの繁殖のハードルを上げていますね。

動物園ではマツガサガイではないのですが、別の貝を使っての繁殖に成功。徐々に数を増やしています。




お次は「大池」(写真なし)
飼育員さん池に到着すると鳥の数を数え始めました。
動物園では定期的にエサをまくので、野生の鳥たちが時折、羽根を休めにくるそうです。
この時も、半分近くは野生の鳥。エサを食べる様子を観察し、名前や特徴を教えてもらいました。



続いて「サル舎」へ
チンパンジーとかは可愛いと思うのですが、どうも種類によっては顔や鳴き声が怖いものもいて、
あまりサル派ではないのですが、どうなることやら・・・。


大胆にも私たち、サル舎の入れてもらいました。
髪の毛とか引っ張られたらどうしようなんてビビってましたが、そこはちゃんと性格も分かって、
おとなしいお猿さんの
「アカエリマキ キツネザル」のおうちにお邪魔させてもらいました。^^ 

 



 



 


カバンを狙っています。ワンコもそうですが、よく知ってますね。(笑)
  
 

こっちでも狙ってますね



 


驚いたことに飼育員の方から、「背中とか尻尾なら触っても大丈夫ですよ~」のおことば。
おばさん5人組はそう言われちゃ触らずにはいられません。(笑)


おとなのサルはあまり寄って来ないのですが、子どもは好奇心がいっぱい。
見慣れない人間に近づいてきます。

座っていると、隣に来てくれましたよ♪



 写真の右下に見えるのが私のズボン。ね、近くでしょ。

そーと撫でてみると、ふわふわの柔らかい毛をしてました。




スペシャルツアーの最後は「ラクダ舎」

野毛山動物園には「ツガル」という名の、今年37歳(人間でいうと100歳+α)のフタコブラクダがいます。

去年もいっぱいいっぱい撫でさせてもらって、実は今年も会えるのを楽しみにしていました。



 
おばあちゃんラクダですが食欲はモリモリあって、とっても元気。
一人ずつツガルさんの大好物の黒砂糖を1粒あげました。



 
奥歯で砕いています



 
 
いっぱい触っても、嫌な顔ひとつしないツガルさん。本当に優しいコです。



 


楽しことてんこ盛りだった今回の一日飼育係体験。うーーーん来年もまた応募しようかな(爆)
やめられん。(^^♪

一日飼育係の修了書をもらって、解散。
閉園まで残り時間わずか。急いで写真を撮りに回りました。(でもやっぱり曇って、光なし)






最寄りの駅までくーが迎えに来てくれました♪
挨拶もそこそこにズボンをくんくん。やっぱり何かニオイがするらしい。
かなりしつこくにおいでました。