無償の愛の子育てって? | ココロのトレーニングで思考のクセを変えて・・・

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我が家の中学三年生が部活が終わり、
いよいよ受験勉強がスタートしました。
いつ本気になるのかと思っておりましたが、
やっと受験生らしくなってきました。

朝から晩まで夏期講習。
お弁当に追われる毎日でございます(^_^;)


最近はお料理教室に通っておりますので、
わたしの料理にも新風を巻き起こしておりますが、
それにしても、真夏のメニューは考えるのが大変です。




親にとって、子育てで大変なことって
その時その時、変わってきますよね。


私も中学受験の時に、毎日お弁当を持って
塾に通いました。
毎日ごった返した忙しい中で、
必ずお弁当を持たせてくれました。
まだ小学生でしたからね。



あの頃の私は、それがどんなに大変なことかなんて、
考えもしませんでした。


自分で勝手に塾に通いたいと言い出し、
予定もしていなかった、中学を受験させてもらいました。
きっと、母にしてみればあまりの忙しさに、
どんな風にやり過ごしたのかも覚えていないかもしれません。

必死に、ただ娘がやりたいということを
やらせるために、頑張ってくれたのだと、
今はわかります。



それなのに、文句を言ったり、
ほかの家と比べたり、
ストレスで大きな声を出したこともありました。

文句ばっかりの子どもの私です。



でも、黙ってお弁当を作り続け、
お金を出してきてくれました。


親はそれが無償の愛だとも思わずに、
黙って続けてきてくれたのです。


子どもが可愛いからですよね。





でも、私は中学になって反抗期になって
「金を出せばいいってもんじゃないんだよ」と
暴れたこともありました。


毎日食事を作ってくれることや、
お金を出してくれることが
愛だなんて全く認識していませんでした。


親なんだから当たり前だ。

そう思っていました。



学校に行くことやご飯を食べられるなんて当たり前だ。
もっと、私がほしいものをくれ。
もっと、わたしが望むことをしてくれ。


そう言って、随分母を困らせてきました。





親になった今ならわかります。



子どもが望むことをやってあげることが、
愛しているという証拠ではなく、



どんなに悪態をつかれようが、
どんなに生意気な口をきかれようが、
どんなにわがままであっても、
腹を立てさせられても、


毎日困ることなく食事がでてきて、
洗濯されたものが着れて
学校に行かせてくれることが

どんなにすごいことなのか。



それが、どんなに当たり前に
いつでも母の頭の中にあって、
やりくりしてくれていたのか。



いつだって、頭の中には、
子どもが困らないように、
食事と買い物のリストがあるかなんて、

子どもには、想像もつかなかったのです。


毎日悪態をつく
腹の立つ相手にそこまでできますか?


他人なら無理ですね。

はい、さよならです。




親は子どもを愛しているから、
できるんですよね。




生まれたばかりの赤ちゃんを育てるお母さんは、
みんな言います。

今一番したいことはと聞かれたら、
「一人で寝たい」
「朝まで起きずに寝たい」
「座ってゆっくりご飯を食べたい」
「一人でゆったりとお風呂に浸かりたい」

そんなことすら、かなわない時代を経て、
誰もが大きくしてもらっているのです。




子育てをする中で、
いつだって微笑んで、
子どもを見守り、
なんでも許しくれるなんて、

そんなのありえないのです。




でも、そんな母親がどこかに存在すると
幻想を抱きます。



その幻想が、自分の親子関係を悪くします。

自分と子どもとの関係も苦しいものに
してしまいます。


真剣であればあるほど、必死であればあるほど、
微笑んでばかりでいるなんて、
できないんです。

それが必死に毎日生きているっていうことですよね。


もし、マリア様のような微笑みに憧れるのならば、
愛を薄くするしかありません。
もしも、無責任になれたら、できるかもしれないですね。


あなたは、自分にあまり責任がないとなったら、
相手が喜ぶ言葉だけを言うのは
簡単だと知っているでしょう?

相手が喜ぶ言葉を言ってあげることは、
本当は簡単なことなんです。
共感だけしてあげたら、自分は楽ですよね。





今でも親を前にすると、文句を言いたいのだとしたら、
今だに親に対して「〇〇して欲しかったのに・・」という
恨みが残っていると思ってみてください。


〇〇して欲しかったのに、と言う前に
もっとしてもらったことを積極的に認識してみてください。


そして、いまだに親に願いを
叶えてもらおうとしている自分を認めて、
自分を成長させていきましょう。


今はもう自分の欲しいものは全て
自分で叶えられるのですから。


親に求め続ける限りあなたは本当の
幸せを手にすることはできません。



親を未だに手放していないのなら、
それは、あなたを幸せすることを阻んでいるのだと
考えてみてくださいね。



親子関係は全ての人間関係の土台です。
これを学べるのが、家族関係コースなのです。

夏休みに入って子どもにイライラするお母様、
この機会に是非親子関係を見直してみてくださいね。
お待ちしております!


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リクラシオ代表 橋本久美