消費者が外部から情報を受け取る時に、その情報を
毎回入念に精査/検討をする訳ではない。

消費者がその情報を精査するかは、

・動機付け

・処理能力

の2つが心理学的には関係している。

また、受け取った情報をストレートに検討していくルートを

中心的ルートと呼び、

自らの保有情報では判断できない際に外部からの
情報を参考にしながら判断を進めるルートを

周辺的ルートと呼ぶ。


商品機能をダイレクトに訴求する、説得型

コミュニケーションを実施する際には、特に

消費者の動機付けと処理能力が低い可能性が高い。

だからこそ、周辺的ルートに「手がかり」をあらかじめ

まき散らしていくことが大切となる。

周辺に「手がかりを」まき散らすために有効な手法が、

・PRアプローチによる記事露出

・著名人からの推薦情報(CGM)

・信頼できる機関から発信されているファクト情報

・サーチエンジン対策

ということになる。私が携わるPR領域は、この周辺的

ルートを抑えることに有効に働くことが多い。

最近のプロモーションを見ていると、この周辺的

ルートを精緻に設定している事例が成功を収めている

ように思われる。

図式化するとこんなイメージ(クリックで拡大)


トリ日記

※参考:広告心理