ファンの方からよく聞かれます、「どうして土田プロは第一打に字牌を切らないのか?」と

いろいろ理由はあります、なので今回の(1)からスタートして、考えられるかぎりの理由を書いてみたいなと思います

【23m12378p2399s白發中】ドラ1p

親でこんな配牌だったら…
「第一打に字牌を切ったらダメだなんて、いったい誰が決めた教えなんだープンプン」と怒り狂うことがあるのかと聞かれれば、答えはNO
普通の人からみれば、なんてリスクのある打ち方なんだろと思われて仕方ないんですが、実はお得な情報満載の決め事なんです(^O^)

上の配牌がよい例ですが、第一打の時点で字牌を切りたくなるような手牌であればあるほど、位置エネルギーが低いのですダウンしょぼんダウン

位置エネルギーとは、ツキのこと

要はツキがあるとか無いとかを数値化したもので、位置エネルギーの最大値を100としたときに、ツキが無ければ限りなく0に近づいていく物差しなんです

で、私の場合、この物差しによって、その局の動向を決めています

アガリに向かうのか受けに回るのか、アガリに向かうとすれば、メンゼンなのか仕掛けるのか、メンゼンでいくならリーチをかけていいのか、ヤミで構えるのかを位置エネルギーを羅針盤にして決めているのです

そして…一般的には序盤の切り出しが完了したあたりで、配牌からのツモのリズムや相手の動向をみて、位置エネルギーを算出するのでしょうが、第一打に字牌を切らない積み重ねをすると(おおよそ一年くらい続ければその効果がでてきます)、この算出が第一打の時点で完了してしまうんです

ですから、上の手牌のような配牌がきて第一打をしなければならないときは、すでにその時点で位置エネルギーが20から大目に見積もっても30くらいしかないことに気づけるのですp(^^)q
したがって、一見すれば大チャンス手にみえる好配牌に幻惑されることなく、今局は<受け>主体で打っていけるのです\(^^:;)

上の配牌からの第一打は…9ソーで、あくまでも<受け>の意識を最優先して打っていくのですニコニコ

第一打に字牌を切らない理由のトップバッター、おわかりいただけましたかにひひ