講演会の内容は、「生まれてきてくれてありがとう ~障害をもった子どもたちに寄り添うために必要なこと~」
母に次男くんを預けて、1人でしっかり勉強してこようと思いましたが、案の定兄ちゃんが付いてきました
2時間もある講演なので、周りの方の迷惑にならないよう、残り40分だけ聴くことに。
ちょうど聴きたかった「災害時の避難について」のお話が聴けました
医療ケアが必要なお子さんを持ったご家族のアンケート。
災害時の避難場所について・・・
ほとんどの方が近くの避難所は把握されてるようですが、福祉避難所について知らない方も多いんです
実際、私もそんな言葉聞いたことありませんでした・・・
福祉避難所とは?
介護が必要な高齢者や医療ケアが必要な障害者が2次的に避難する場所。
私も阪神大震災でお家が全焼し、長い間避難生活をしていたので分かるのですが、電源がないことはもちろん、大勢の方が過ごす場所なので夜に大きな音をたてて吸引したりなんて出来ません
しかもご飯を口から食べられなかったり(経管や胃ろう)すると、配給された食べ物も食べることができません・・・そして大切なお薬も用意できない
上のアンケート結果から分かるように、福祉避難所を利用された方はなんと0%だったそうです
なぜ1人も利用できなかったのか・・・
その理由は、存在を知らなかった事もありますが、利用するまでの流れが大変
福祉避難所は2次的な避難所なので、まずは指定の避難所へ行く必要があります。
それから福祉避難所の準備が整い開設されるまで待つ・・・
でもそれですぐに行けるわけじゃないんだそうです(°д°;)
保健師さんなどから個別にOKをもらってから受け入れてもらえるそうで、数分で体調が変化してしまう障害者にとっては厳しい現実です
市のHPなどで福祉避難所の場所が公開されています。
自分の住む市にも、いつか通いたいと思っていた施設が福祉避難所に指定されていました
でも次男くんにとって通い慣れた場所ではないので、いつか見学だけでも行っておきたいなと思いました。
痰吸引が必要な方には、吸引機は命にかかわるもの!
災害時は電源が使えなくなるので、自家発電機の紹介もありました。
カセットボンベで動くものからガソリンで動くものまで。
(呼吸器が必要な方にとっては、準備しておきたいものですよね)
我が家は、上の写真にある「ブルークロスの手動吸引機」を持っているので、自家発電機については考えていませんm(_ _ )m
ちなみに気管の吸引に必要な圧は、20~30kpa。
手動吸引機の最大の圧は25kpaなので大丈夫かな
ちなみに私は楽天で4000円以下で買いました。
両手が使える足踏式吸引機は最大で60kpaまで!
踏む速さで圧が変わるそうです。(13800円くらい)
手動吸引機や足踏式吸引機以外にも、シリンジで吸引する方法も!
やはり吸引圧は劣りますが、最悪なにも準備してない場合でも吸引できます。
(シリンジ1本だけ携帯しておく事をオススメしてました)
そして区市町村でそれぞれ違いますが、HELPカードというものがあります
名前や住所・連絡先などの個人情報。
通院・通所している施設や病院。障害の種類。お薬やアレルギーについて。発作時の対応。
次男くんのケアを全て把握している私に、万が一の事があっても安心ですね
いつも移動に使うバギーや車イスなどに付けておくといいそうです。
私なら次男くんとニコイチな吸引バッグにいれておこうかな
他にも、医療のありかたの発展について。
変化してきた障害のとらえかたについて。
とても勉強になるお話しでした
いつ起こるか分からない災害や緊急時の備えをもっと見直していきたいです。
次は、介護用品の展示会についてUPしますね