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今日の記事は
昨日の記事「我が子をどう育てたいか③」の続きです↓
兄の影響で、気づけば自分の実力以上を
目指すようになっていた。
兄と同じ高校に行きたかった。家族もそれを望んでいた。
家族はその時も、「やればできるよ」「がんばって」と、
皆応援してくれた。
しかし、私は頑張ることが出来なかった。
私の学力では兄と同じ高校へ行くのは無理だと
先生に止められたのだ。
私は諦められず、受験だけでもさせて欲しいと
言ったが、私の話は通らなかった。
「がんばってね」と言っていた母は手のひらを返し
”自分に見合った高校へ行けばいいじゃない”と言った。
それなら、最初からそう言って欲しかった。
今更そう言われても、”はい、そうします”と言えるほど
大人ではなかったし、
母や大人に対する不信感がつのるだけだった。
正直、高校生活などどうでもよくなった。
無気力になっていた私は、卒業式の練習中に体調不良になり
保健室へ運ばれた。
病院へ行ったら、「過労ですね」と言われたが、
なぜ頑張っていない自分が過労になるのか謎だった。
異様にムシャクシャする毎日だった。
どうにかこのストレスを発散させたいと思い、
高校では特に入りたいと思っていなかった運動部に入り、
部活に燃えることになった。
中学の頃は絵が好きで、何か絵に関わるような仕事をしたいと思っており、美術部に入っていた。
高校でも美術部に入り、自分の夢に近づけるように
頑張るものだと思っていたので、
自分でも自分の行動がよく分からなかった。
気がつけば、大学受験の時期になっていた。
高校生活は部活のおかげで楽しいものになったが、
”絵に関わるような仕事をしたい”という夢は
見えなくなっていた。
この時、兄は大学へ行っていた。
私も大学へ行かなければ・・・と思ったが、
希望の大学に受からなかった。
高校卒業し、浪人することになり、葛藤の一年が始まった。
家族は「ピンキーなら行けるよ」「がんばって」と
懲りずに言い続けた。
そしてどうなったか・・・浪人したにも関わらず
大学受験は失敗に終わった。
希望の大学どころか、滑り止めにと受けた大学にすら
受からなかった。
母には「浪人までさせて、高い受験料も払ったのに」と
言われ苛立ったが、勉強ができない自分が情けなさ過ぎて
悲しかった。
これから何をすればいいのか分からなくなった。
大学で勉強したいことがないわけではなかったけれど
受からないのだから、やりたいことも出来ない。
そんな時、兄が通信制の大学があることを教えてくれた。
書類を出せばほぼ受かるらしく、私も合格した。
どんな理由であれ、受験から解放された私は
通信制の大学で勉強しながら
アルバイトをするという生活になった。
この頃から気持ちも少しずつ穏やかになった。
黒豆さんとはそのバイト先で出会ったのですが、
この話はまた別の機会に・・・。
すごく長くなりましたが・・・
暗黒時代の話はこれで終わります。
今思えば、そんなに暗黒でもなかったな、と思うのですが、
おそらく反抗期で、自分でも
訳が分からなくなっていたのだと思います。
高校ではとにかく部活が楽しかったのですが、
友達が家に遊びにきた後なんかは
母に「○○ちゃんには（試験）勝たないとね」と言われたり、
「あの子とはもう遊ばない方がいい」など言われ、
「お前が決めんな！」「お前の言うことなんか聞くか！」と
散々母を怒鳴ったものですが、
しっかり友達に対する嫉妬心なんかも芽生えてしまったりして、
本当に私は嫌な奴でした。
それでも今も友達でいてくれる皆には感謝しかないです。
あと、通信制の大学は４年で卒業できるはずだったのですが、
もたもたやってて、卒業まで６年かかりましたよ(笑)
卒業できた時は、完全に勉強から解放された！と
ものすごく嬉しかったですね。
自分の勉強嫌いも、ここでやっと認められたという感じです。
その後、介護の仕事を始めた時
何かと資格を取らなければいけなかったのですが、
不思議と自分が興味のあるものは
苦ではなかったのですよね。
兄の背中ばかり追いかけないで
最初から自分のやりたいことや興味のあることをやっていたら
あんなに悩まなくて済んだのかなーなんて思いますが、
きっと身を持って経験しないと
私は分からなかったんだろうなぁ。
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