気になっておられる方も多いのではないでしょうか。
先生の話をちゃんと聞いているのか。
言われたことをしているのか。
などなど。
もし、お子さんにどうしているのか聞くとすれば、
「先生の質問にたいして、いつも考えながら聞いてる?」
「発表はしてる?」
と聞いてみてほしいです。
発表してるかどうかで怒るためではなく、発表してなくても、言葉にしようとしていたらいいかな。
発表してなくても、常に考えておられるな、と、わかるお子さんもおられます。
(常に発表してると答えた場合は、先生の話をよく聞いている証拠になりますので、
「よく話を聞いて考えてるんだね。」
と、伝えてください。)
こう聞くことで、もし、あまり考えながら聞いていなかったとしたら、授業への取り組み方が変わるかもしれません。
(発表する時に、手を挙げて指名された後、話そうとして分からなくなってしまうことが結構あります。それくらい考えていることを言葉にするという作業は大変なことなのです。)
「今日、何の勉強をしたの?」
とか、
「最近、理科で何をやってるの?」
という質問もいいかもしれませんね。
問われることで考え始めます。
たとえその時、お子さんが答えてくれなくても。
あくまでも、「聞いてないのね。」と怒るために聞くのではありません。
最近、授業は、言葉でやり取りする力をつけているのだな、と、改めて思うのです。
先生の言葉を聞いたり、教科書の言葉を読んだりする中で、言葉を学んでいく。
言葉を使って考えることを学んでいくのだと思います。
テストも、知識理解のみを問うのから、文で書かせたり、問題を作った方の意図が読み取れなかったらできない問題が作られたりしています。
問題を読み取る力は、先生の言葉を聞いて、その意図を理解できるか、ということにも関わってきます。
最近私は、私の意図が伝わったら書けるような振り返りを書かせるようにしました。
全員に意図が伝わるのは、なかなか難しいことを実感しています。
自分の感覚で伝わっているだろうと思っていることは傲慢なんだな、と、感じています。
子ども達の姿が教えてくれることはたくさんあるな、と、感じる今日この頃。
親である私も先生である私も日々勉強ですね。
No.1092