ヴィッセル神戸ユース出身選手特集!
関西学生サッカーリーグには、サッカー名門校やJ下部組織から、多くの優秀な選手が集まっている。
1つの出身チームから、何人もの選手が活躍しているケースも珍しくない。
そこで、多くの選手が活躍する高校・ユース(2種)チームの選手に集まってもらう特集を組んでみた。
記念すべき第1回は、ヴィッセル神戸ユース出身者。
同志社Aチームだけで4人が活躍しており、そのメンバーに集まってもらった。
林佳祐、大森一貴、佐川雅也、辻智人
小物として準備した、ヴィッセル神戸歴代ユニフォームと、同志社ユニフォームを持ってもらい撮影。
「懐かしいな~」と声が上がったのは、佐川が持っているデザイン。
これが、ユース時代のユニフォームだった。
彼らに、ユース時代の思い出に残る試合を尋ねてみた。
辻「Jユースカップ決勝ですね。」
大森「2006年の、Jユースカップ予選のガンバ戦。同点だったけど、この試合があって、波に乗れた。」
林「プリンスリーグ優勝を決めた試合。やっぱり記憶に残る試合。」
佐川「ロスタイム10分もあったプリンスリーグの京都U-18戦。試合自体もロスタイムで3点追いついたし、その後の抽選で高円宮杯を決めたし。その時はキャプテンもしていたので、印象に強いです。」
ユース時代の辻(中央)
では、印象に残っている選手は?
大森「家長です。あれはヤバイ、ヤバ過ぎた。パスもドリブルも超一流。」
辻「柿谷ですかね。同じ代表でしたし。」
林「自分たちの仲間ですけど、曽我部慶太。本当に上手いと思った。」
佐川「あんまりインパクトのある選手って居ないんですよね。河野とかエルサムニー・オサマとかは少し印象にありますけど。」
ちなみに、大学に入ってからは、全員同意見で「楠神順平」という答えだった。
それでは、ユースの後輩に一言。
佐川「もがくことですね。そこから何かが見つかる。」
大森「皆がプロを目指す集団なので、厳しい環境。その中で、将来をしっかり見据えて欲しい。」
辻「いかに貪欲であるかですね。」
林「練習から100%であること。何かを犠牲にする覚悟で。」
大学でも活躍する林
◇記者の眼◇
彼らは、皆、ユース時代にトップへ昇格の可能性のあった選手たち。
これから、遠回りして、またプロに入るかも知れない。
ユース時代に、安直な気持ちでプロに入っていたらどうだっただろうと振り返り、大学時代を有意義に使いたいと話してくれた。
ずっとサッカーエリートであることは難しい。
それでも、ずっとヴィッセル神戸ユースで戦ったことを誇りにしてもらいたい。
※Jユースはもちろん、滝二や野洲など、今後取り上げてみたいチームは幾つか有ります。
もし、リクエストがあれば、どうぞ一報を。
なかなか場の設定が難しいんですが、やってみたいと思います。
(取材・写真 サッカーライター ハヤシ ヒロヒサ)